こっぱもちの部屋

主に、読書感想のブログです。他に、日常生活で楽しかったことを書くと思います。

『もののけ屋 一度は会いたい妖怪変化』廣嶋玲子

2017-05-29 19:14:45 | 読書感想
子どもたちが望む不思議な力を持つもののけを、貸し出してくれるもののけ屋。

クラスで一番速く走りたい亜樹には「青足」
図書室を理想通りにしたいさくらには「筆鬼」
好き嫌いの多い圭介には「ふた口」
肝試しに行きたくない庄司には「夜叉蜘蛛」
そして、夜の病院では「遊児」

大抵、初めのうちは良くても、子どもたちが約束を違えることで、不幸な結果を招きます。
この中で唯一、良い結果を出したのは、どの子だと思われますか?
お楽しみに。
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コミックス『嘘解きレトリック8』都戸利津

2017-05-28 19:47:45 | アニメ・コミック・ゲーム
今回の鹿乃子と左右馬は、左右馬の義姉・佐伯澄子さんの命を奪おうとする首謀者を特定するために、彼女と左右馬の兄・篤嗣が招かれている園遊会に潜入することとなった。

危険な場面もありましたが、逆に佐伯夫婦の関係がよくなったのは、何よりでした。
ただ、篤嗣が容赦ないというか・・・まあ、相手がそれだけのことをしたのですから、仕方ないというか何というか・・・。

第三十八話では、好きな方が結婚することとなったが、自分の心に嘘はつききれず、祝事務所に同居することとなった嘘つき女性の話です。
この話、今の時代でもなかなか難しいのに、この時代は、もっと難しかっただろうなあと思わずにいられない物語でした。
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『雨ふる本屋』日向理恵子

2017-05-28 19:36:16 | 読書感想
病弱な妹・サラにお母さんを独り占めにされているという不満のあるルウ子は、雨宿りで訪れた市立図書館でポケットにしのばせていたカタツムリに逃げられ、追いかけているうちに、不思議な古本屋に迷い込んだ。

兄弟姉妹がいる人は、誰でも持つ不満をふくらませた物語・・・でしょうか?
私もわりと空想好きの子どもだったと思いますので、『雨ふる本屋』に物語を提供していたかもしれません。
出来はともかく(^^;)
続編もありますので、読むのが楽しみです。
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『偶然屋』七尾与史

2017-05-24 19:26:15 | 読書感想
幸運だけで有名大学に合格できたことを失念していた水氷里美は、無謀にも司法試験に挑戦。
二年も試験浪人した上に断念したという経歴のためか、その後の一年の就職活動は実らなかった。
とうとう里美は、電信柱に貼り付けられた求人広告を見て応募するようになった。
アシスタントディレクターと思っていたのだが・・・。

人との偶然の出会いを演出し、クライアントに幸せになってもらうだけだったのが、こんなにも残虐非道な人物を相手に戦うことになろうとはねー。
しかも、この結末。
この物語を続けようとは、七尾さんも・・・悪よのう。
精神衛生上とても悪いので、私は付き合いたくありません。
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『横浜駅SF』柞刈湯葉

2017-05-21 19:36:56 | 読書感想
かつて存在した、日本の鉄道ネットワークをベースにした巨大人工知能であるJR統合知性体。
それによって横浜駅が増殖し、本州の99%を覆いつくした。
それは、かつて存在した日本政府さえ消滅させ、エキナカに住み脳にSuicaを埋め込まれて生活する人々と、構内に入れず外でしか暮らせず交通を分断された人々とに分けることになってしまった。

また、それにかろうじて呑み込まれずに済んだJR北日本に統治された北海道と、JR福岡に統治された九州が、それぞれ異なる方法で横浜駅からの浸食を食い止めようとしていた。
そこに二人の主人公、富士山が見える横浜駅1415番出口の近くの岬に住むヒロトと、JR福岡の社員・久保トシルが登場。
果たして人間は、横浜駅による支配から脱することができるのか?

駅が自己増殖なんぞするものだから、数百年も経てば、過去の人々が巨大建造物を建てていたことを信じられなくなっても無理ありません。
そして、結末を読んでいると、この先の日本国民の未来がそんなには明るく思えないんですよねえ。
続編もあるようですので、それを見届けたいです。
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