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亡くなった祖父だったのかも…

2014-10-08 04:37:25 | 怖い話・心霊体験

私は小さい頃からおじいちゃん子で近所に住んでいたこともあり小学生の頃は毎日祖父の家に遊びに行っていました。そんな最愛の祖父は私が18歳の誕生日を迎えた10日後に癌で亡くなってしまいました。

亡くなる1ヶ月前に「おじいちゃんの物片付けといてくれ」と行っていたことを思い出して祖父は死期を悟っていたように思いました。祖母は随分前に亡くなり、祖父は一人で住んでいたので布団なんて干したことがありませんでした。

その布団も干しといてくれと私に頼みました。あれも今思えば、お通夜が始まる前の最期の夜は綺麗な自分の布団で眠りたかったかもしれません。干した布団で眠る祖父は生前と変わらない寝顔で今にもイビキをかき出しそうでした。

お葬式も終わり、四十九日も終え祖父の家の片付けも終えた後、母と姉と私の三人で古いけれど広さは十分な祖父の家を引継ぐことになりました。祖父の家に引っ越し私の部屋はお仏壇の部屋になりました。

毎日お仏壇の世話をして、位牌を磨きながら返事の返ってこない祖父の遺影に話しかけていました。無理な事だとわかりながら、おじいちゃん生き返ってよと言ったこともありました。当たり前ですが返事はありませんでした。

その生き返ってよと言った一週間後、何か部屋に違和感を感じるようになりました。物が動いたとか、そういうのではなく全然嫌な気はしなかったのですが空気が変わった感じがしました。そして何故か懐かしい匂いがしました。

何の匂いだろうと思いながら目を閉じ記憶を遡ると、思い出しました。祖父が好んでいたタバコの匂いだったのです。私の部屋に祖父のタバコがあるわけでもないし、私がタバコを吸うわけでもないのに私の部屋だけしばらく香り続けていました。

冗談っぽく「おじいちゃん居てるのわかってるで」と私しかいない部屋でボソッと呟いてみました。何か変化があるわけもなく時計の音だけが響いていました。そしてその夜、ついに信じられない現状が起こったのです。

夜、眠れず携帯を弄っていました。だんだんウトウトしてきてうつ伏せから仰向けに体勢を変え、またウトウトしていました。すると、ピシッと電子的というか金属的のような音がしました。驚いたものの、また眠気が襲ってきました。

それでも、携帯のゲームが良い所だったのでなんとか耐えて半開きの目でゲームを続けていました。そのとき時です。携帯越しにフワッと何かが横切ったのが見えたのです。恐る恐る携帯の画面から視線を部屋に向けると布団の足元に白いシャツにステテコという装いの人影が見えました。

声も出ず慌てて布団に潜り込むとミシミシと足音が聞こえて、気配が無くなりました。少し布団から顔を出すと、もう誰も居ませんでした。寝ぼけていたんだろうと、その日は眠り朝いつもの様に仏壇の世話をしていると気が付きました。

壁に吊るしてある遺影が物凄く歪んでいたのです。そして思い出しました。白いシャツにステテコは祖父にとってのルームウェアでした。あの人影は祖父だったのかもしれません。

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