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 ヨーロッパの名峰モンブランに思う

2015-07-09 10:49:07 | 日記


2015.6.30次女とモンブラン観光を楽しんだ。

この度の旅行でこの足でスイスのモンブランの岸壁を踏身しめることができた喜びは遙か私たち家族が神戸に住んでいたことに始まる。

次女との話。

昨年5月、私は長く連れ添った妻を失った。次女は育ての母を失った。同時に娘は長男、長女の子育てを終えた。

神戸に住み、私は仕事が終わった帰り道、街の高級洋菓子店を通っていた。ショウウインドウに飾られた美味しそうなモンブランという円錐形のカステラにチョコレートを塗ったスイーツに魅せられて幼い二人の娘を喜ばせようとお土産に買って娘たちから喜ばれたアットホームの思い出が甦る。

住んでいた神戸の街の背後には900mの六甲山脈が聳え冬になるとその峰は雪で覆われて壮観だった。私は馬が合う次女を伴っては山登りをした。処女雪にトレッキングシューズが食い込み雪がサクサクと音を立てるのが雪山登り仲間の快感であった。

当時流行ったダークダックスの山男賛歌を口ずさみながら娘と上った六甲。嫁にやってから一緒に山へは登らなくなった。

今日のモンブランは、彼女が幼い時分父が買ってやったスイーツのモンブラン山そのものだった。

モンブランは、洋菓子店のガラス棚に並べられた菓子のように紺碧の青空に突き立つように、峰は真っ白な雪で覆われて輝いていた。2015.7.9