走ってこうわい

フルマラソンを走り切るまでの挑戦記録、そして時々俳句あり

奇跡の声

2017年05月20日 | マラソン
図書館に本を返しにいった
パートナーさんがあれこれ物色している間
手持ちぶさたに児童図書コーナーに入ってみた

なるほど、絵本に混じって壁際の棚に棚には
「罪と罰」「カラマーゾフの兄弟」「嵐が丘」など
この歳でも手が出そうにない本まで並んでいる

それでも、手に取って中身を見ていると
隣の読み聞かせコーナーから紙芝居を読み上げる
声が聞こえてきた
コーナーには3つくらいの女の子と小学校1年生
くらいの男の子の兄妹がいるだけだ

あまりにもプロが読んで聞かせているような声
どこかCDでも流しているのかな...
と思って当たりを見回したがそうでもない
その天使のようなよどみのない、そして感情豊かな
読み手は...まさか...

そう、私に背中を見せてはいるが、声の聞こえる
あたりで紙芝居をもっていたのはその男の子だった

後向きなので動いてる口は見えないが、本当に
彼がしゃべっているのか確かめたくなるような、
不思議なほど澄んだ声だったのだ

声に抑揚をつけ、感情こめ、そしてよどみなく読み上げる
そんな子供の紙芝居を私は初めて聞いた
いや、聞かせてもらった

それだけではない、紙芝居を抜き取るときも
物語に合わせて手を震わせながら抜いたり、あるいは
さっと抜き取って、場面展開を早めたり、それは
小学校1年生レベルの技ではなかった

しかし妹ちゃんは彼の紙芝居もそっちのけで、
絵本のお片付けに夢中のご様子
兄妹ってそんなもんだ

ちょうど彼が読むのをやめたとき、私を探して
パートナーさんも来たが、その話をすると
とても残念がっていた
ただ、彼を呼びに来たお母さん、そして返事を返す彼の
声を聴いて、私の驚きが嘘でなかったことを実感したようだ
普段の彼の話し声もなんとも柔らかい奇麗な声だった

今日、奇跡の声に出会った
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