松明 ~光明を指し示して~

暗闇を照らし赤々と燃える。が、自身が燃え上がっては長くはもたない。火を消すことなく新しい松明へと引き継がれねばならない。

授業を改革するには・・・

2015-08-21 10:00:21 | Weblog
                         浜松授業研究会の様子


 中日新聞7月20日「教育」の特集で授業研究について名古屋大学大学院教育発達科学研究科の久野弘幸准教授が次のように述べている。
 
 〈日本では知識を教える学びから、教え込みを少なくして子ども同士で学び合う教育への転換が進んでいる。ただ、どの教師も説明を受ければできるわけではない。同僚と授業づくりを話し合うことで、21世紀型のスタイルに順応していける。
 教師の集団が、みんなで考えて一緒に授業をつくるという考え方を持てば「私の授業」ではなく「私たちの授業」になる。学校が一つのコミュニティーになっていく。専門家の研修を受ければそのときは納得するかもしれないが、個人の認識までは変わらない。現場の教師同士が理解を共有することこそが大切でだ。〉

 「みんなで考えて一緒に授業をつくる」これは大変重要な指摘をしている。しかし、今の学校の忙しさの中では、この時間(これが一番大切なのであるが)さえとれないのが現状であろう。いや、「みんなで考えて」の前に、一人ひとりが勉強しなければならない。積極的に研究会に参加したり、教育書を読んだりする先生方がいなければ、みんなで考えてもだめであろう。今は夏季休業中である。この機会に先生方は大いに勉強してもらいたい。
 こうしなければ学校や授業はいつまでも変わらないであろう。 


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