交通事故と闘う

私の父は交通事故に遭い、脳に障害を負いました。加害者は謝罪せず、損保の対応は二転三転..。その「闘い」を綴っています。

「払い渋り」を体験しました

2005-11-18 19:06:49 | 交通事故と闘う
今回、父の事故に関連して損保の「払い渋り」を体験しましたので、報告します。相手は東京海上日動です。

※以前記事にもしましたが、父が加入していた市民交通傷害保険について、保険金請求を行いました。「市民交通傷害保険」は、様々な自治体で導入されています。500~1,000円の掛け金で、死亡・後遺障害で100万、その他ケガの場合は数千円~10万円程度の保険金が支払われるものですが、自治体は損保に丸ごと委託しますので、保険金請求手続きは、損保(今回の場合は東京海上日動)宛てに行うことになります。


東京海上日動に連絡し、指定された診断書等を揃えたのですが、書類には、「後遺症が遺った場合、診断書と後遺障害診断書の、両方提出するように」 との記載がありました。しかし、東京海上日動から送られてきた中に「後遺障害診断書」は無く、また、すでにドクターに書いてもらった診断書には、後遺症の状態が丁寧に記されていましたので、念のため東京海上日動に問い合わせたところ、「それなら通常の診断書だけ出して下さい。それで後遺障害診断書も必要..となれば、別途連絡するので送って下さい」との回答を得ました。

しかし、私が書類一式を提出してから約2ヶ月、東京海上日動から送られてきたのは、「ケガの最高補償額 12万円を振り込んだ」という、機会印字のハガキでした。半年以上も入院し、まともに会話すら出来なくなった父が「通院扱い」とはおかしな話です。早速、東京海上日動に問い合わせました。電話に出た職員は、直接の担当ではなかったようで、手元の書類をめくりながら話しているようでしたが、こちらが一言発する前に、「これ(ケガや後遺症の程度)でケガ扱いというのはおかしい...」と一言。当然です。

その後、直接の担当者から折り返し電話をもらって驚きました。

「自賠責の後遺障害認定が下りたら、後遺障害扱いにします。それまではどうにも出来ません」

最初の話と随分違います。「まずは普通の診断書だけでいい」と言われ、要求された書類は全て提出しました。しかも提出した診断書にも、後遺障害について詳細に書かれています。にもかかわらず東京海上日動は、「自賠責の後遺障害認定書類が出ていないために、後遺障害保険金を支払えない」と言ってきました。
勝手に「通院扱い」にしたことの説明はついていませんし、何より、「自賠責の後遺障害認定証を出してほしい」と言われたことは一度もありません。

「出してくれ」と言われた書類は、全て出しました。でも、「書類が足りないから保険金は払えない」のだそうです。

なお、今回の件は、私が疑問に思って損保に尋ねなければ、そのまま放置されていたことは明白です。明かな払い渋り行為として、損保協会の「そんがいほけん相談室」と監督官庁への報告の準備をしています。もちろん、東京海上日動にも、相応の責任を取ってもらおうと考えています。


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1 コメント

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僕も日動火災でした (けいすけ)
2005-11-24 17:54:15
僕の加害者が入っていた強制保険は当時の日動火災でした。当時は脳髄液圧症候群などなく、明らかに症例があった視力以上についてだけ請求しました。それにしても、事故直前は正常だったことを証明せよなど言われました。幸い、事故1ヶ月前に職場で視力検診を受けていたから良かったものの、家庭の主婦なら証明不可能でしょう。



保険はすべて強制にすること、そして民間ではなく公的機関が負担すること、それによって財政が圧迫されるようなら、そんな事故発生状況を放置している国がおかしい、そう思います。
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