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<医療>血圧高めの90代は認知症にならない?

2017-03-19 13:29:49 | ニュース
毎日新聞 3/19(日) 10:00配信

 中高年になると、日常生活で血圧を気にしている人は多いと思います。本来、血圧は必要に応じて上がったり下がったりするものなので、計測するたびに値が違うのが当たり前。そしてどんなに健康管理に気をつけていても、年齢を重ねると血管のしなやかさが失われて、徐々に血圧は上がります。では高齢者はどの程度まで血圧を下げなければならないのでしょうか。高齢者の血圧コントロールと、それに伴う意外なリスクを循環器内科医の大阪樟蔭女子大教授・石蔵文信さんに解説してもらいました。

 ◇血圧が上下するのは当たり前

 血圧の変化がもっとも分かりやすいのは激しい運動をした時です。走ると下肢の筋肉に酸素などを届ける必要があるので、心臓が激しく鼓動し血圧や脈拍は上昇しますが、立ち止まるとゆっくりと元のレベルに回復します。また精神的にイライラしている時も血圧は高めになりますね。そのため、普段の血圧は落ち着いたときに座って測ってください。日本高血圧学会のガイドラインでも、家庭内血圧は静かで適当な室温で背もたれ付きの椅子に座り、1~2分の安静の後に測定するよう勧めています。もちろん測定前に喫煙、飲酒やカフェインの摂取は禁物で、測定中のおしゃべりもよくありません。

 ◇年を取ると血圧が上がる理由は

 年齢を重ねると血圧が上がるのは、加齢で動脈硬化が進んだ結果、血圧を上げなければ心臓、脳、腎臓などの血流が不足してしまうからです。つまり、血圧が上がるのはある意味当たり前、と言えるでしょう。ですから、本来は単純に血圧を下げるのではなく、動脈硬化が進まないようにすることが大切です。

 そのため高齢者の血圧管理では、あまり厳格に下げ過ぎないように設定されています。特に血圧を下げ過ぎた結果、脳への血流が減ると認知症のような症状が起きる場合があります。血圧を下げる降圧剤を服用し始めてから、急に認知機能が低下した時は、医師に相談をしてください。

 ◇認知症の最大リスクは、やはり年齢

 最近、高齢者の血圧と認知症の関連を裏付けるような論文を、米カリフォルニア大学アーバイン校教授のMaria Corrada氏が発表しました(「Alzheimer’s & Dementia」オンライン版に1月16日掲載)。その論文によると、認知症のない90歳以上の対象者559人を追跡調査したところ、平均2.8年の調査期間中に40%の人が認知症を発症したといいます。しかし、この中で80歳以降になってから高血圧を発症した人が90代で認知症を発症するリスクは、正常血圧のままだった人に比べて42%も低く、90歳以降に高血圧を発症した人に限ると、63%も低くなったというのです。

 これは我々の日常診療での経験にもよくあてはまります。そもそもその「高血圧の基準」は医師がいろいろなデータから導き出したものです。健康ではあっても「完全に正常」の超高齢者がそれほどおられるわけではないので、超高齢者の血圧の正常値はある意味「謎」だと言っていいでしょう。80歳、90歳で血圧が高くなってきた、という人は、高血圧を発症したというよりは、年齢に応じて適切に血圧が上がったと考えるのが道理だと思います。若い人に当てはまる「正常値」まで、無理に降圧する必要はないのではないでしょうか。

 先の論文のデータですが、見方を変えれば90歳を超えると40%に認知症が発症するということです。つまり血圧ではなく、加齢自体が認知症の一番のリスクであることは間違いないと思います。
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