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SOSが届かず両足切断、引きこもり高齢化の調査報告が暗示する社会

2017-04-20 08:11:30 | ニュース
ダイヤモンド・オンライン 4/20(木) 6:00配信3-1

長期高齢化の進む引きこもり当事者の家族が窓口に相談しても、何らかの福祉サービス受給に結びついた事例は22%あまりにとどまる一方、支援の途絶事例が約45%に上るなど、家族の間に相談窓口への失望感が広がっている実態が、「KHJ全国ひきこもり家族会連合会」の調査で明らかになった。

 この調査は、全国の生活困窮者自立支援法に基づく自治体の151窓口と、同家族会支部からの回答をまとめ、この4月に公表されたもの。タイトルは『長期高齢化したひきこもり者とその家族への効果的な支援及び長期高年齢化に至るプロセス調査・研究事業報告書』。今年1月に当連載で紹介した、中間報告の最終版だ。

● 周囲から隠蔽され、助けを 呼べずに傷ついて行く人々

 特に今回は、40代以上の高年齢に至った人の事例の背景を初めて掲載。家族から周囲に隠蔽されている中で、助けを呼ぶことができないまま周囲の対応が遅れたために、その中には両足切断に至った40代男性の痛ましい事例もあった。

 この男性は、30代のときに会社をリストラされたが、それまでは普通に仕事をしており、しばらくは友人との交流もあった。その後、10年以上にわたり、実家の離れで1人引きこもった。

 男性の部屋は、生活のゴミで溢れ、身動きが取れない状況だったにもかかわらず、両親が子どもの存在を隠し続けた。

 ところが、ある日突然、本人が「痛くて我慢できない。救急車を呼んでほしい」と大声で叫んだ。何事かと思い、救急車を呼んで診療を受けたところ、すでに病原菌が足の膝に感染し、壊死状態になっていた。両足を切断せざるを得ない状況だったという。

 「困った」「助けて」と言えない人たち。そんな引きこもらざるを得なかった人たちの一面が、今回の報告書から浮かび上がる。

 「一緒に暮らしているようで、暮らしていない。こうなるまで家族の誰も気づかない、希薄な関係性が見えてくる。今日は元気かなとか、純粋な関心だけは向けていてほしかった」

 同家族会のスタッフは、そう明かす。

 第三者による介入の在り方については、本人がサポートを望んでいるのかどうか、緊急性があると客観的に判断できるのかどうかを見極める必要がある。いきなり知らない人から訪問されることに、どれだけ本人たちが恐怖感を抱いているか想像もできないような“支援者”に訪問されたことによって、よけいにこじれてしまった事例も数多く報告されているからだ。

 なぜ、支援が途絶してしまったのか。同報告書には、58事例に関する検討が加えられ、実際、家族側から見た「支援の途絶」26事例の背景が、「生の声」として紹介されている。
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