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<高齢者のメンタル>定年男性が陥る「三悪行」を避けるには

2017-05-20 14:21:01 | ニュース
毎日新聞 5/20(土) 10:00配信「引用」

「下流老人」という言葉が昨年の流行語大賞候補にノミネートされました。かつては「安定の象徴」と思われていた公務員や大企業勤務者にも、老後の不安が広がっているそうです。その結果、気分が落ち込んだり「悪習」に染まったりする人も……。どうすれば心安らかな老後を送ることができるでしょうか。シニアのメンタル問題に詳しい大阪大学招へい教授、石蔵文信さんにその方策を提示してもらいました。

 ◇国家公務員でも不安な定年後

 文部科学省の違法な天下りあっせん問題で3月、同省の人事課長経験者など計18人の現職職員が停職や減給などの懲戒処分を受けた。補助金を渡す立場の人間が、受け取る側に天下りするのは問題ではある。しかし問題の背景には、規制強化で定年が近づいた職員の行き先が厳しくなっていることがあるようだ。

 以前なら最高位の事務次官が決まれば、近い年齢の職員は退職してしかるべき職に天下りしたものであるが、現在は再就職先がないので、退職せず定年近くまで勤め上げるそうだ。公務員の退職セミナーで講師を頼まれることがあるのだが、定年を数年後に控えた参加者からは、退職後の不安感の強さが感じられる。

 一部上場の大企業でも事情は似たり寄ったりだ。関連会社への天下りが少なくなり、私の外来でも退職後の不安を訴える患者さんが増えた。年金の受給開始年齢は徐々に引き上げられる一方で、多くの企業では60歳で一応定年。その後は1年契約の嘱託で65歳まで再雇用されれば運が良い--。こんな過酷な条件の上に寿命が延びたものだから、蓄えと年金で暮らせるのかと不安になるのは当たり前である。

 ◇家庭での不安もつきまとい…

 さらに、亭主関白で妻を家政婦のように扱ってきた男性は、「定年後に妻に捨てられるのではないか?」という不安にも襲われる。大企業でも倒産したり、吸収合併されたりする「不確実」な時代。定年までしっかり勤め上げればあとは安泰、などという老後は過去の夢物語である。

 不安感は時間の余裕がある時に生まれやすい。ある程度お金の余裕があって時間を持て余すと、ろくなことにならないのである。

 定年後の男性が陥りやすい三つの悪いパターンがある。

1)毎日の晩酌が昼間から始まり、飲酒を繰り返しアルコール依存になる

2)小遣い稼ぎのつもりで始めたギャンブル、特にパチンコなどにのめり込む

3)飲み屋の若い娘にやさしい言葉をかけられて日参する

 昔の「男性三悪行」と言われた“飲む・打つ・買う”というやつである。どのパターンも心身の健康に良くないばかりか、なけなしの年金をつぎ込むので生活が破綻し、熟年離婚の原因にもなる困った行動である。

 ◇メンツを捨てれば夫も妻も健康に

 「現役時代に管理職をしていたから、簡単な仕事はばからしくてできない」などと思っているプライドの高い男性は要注意である。定年を迎えた団塊の世代は、高度成長期にがむしゃらに働いてきた人である。この人たちが現役ばりばりの頃には、「亭主元気で留守が良い」という流行語まで生まれた。仕事が生きがいという人も多かったはずだ。その中で定年後に趣味を満喫している男性はほんの一握りであり、仕事人間であった多くの男性は暇を持て余し、うつ状態に陥る。三悪行に陥ることがなくても、そんな亭主が自宅に籠もって妻に生活のすべてを依存しだすと、妻の体調が崩れる“亭主在宅症候群”の原因にもなる。

 仕事を続けたい人はプライドを捨て、最低賃金で良いからとりあえず働くことを勧めている。月100時間くらい働けば10万円程度の小遣いにもなるし、三悪行に陥る暇もない。定年後男性の不安を払拭する第一歩は「メンツ・プライドを捨てること」である。
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