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局所麻酔薬で「神経ブロック」 服薬治療を合わせ慢性痛防ぐ

2017-04-18 09:51:02 | ニュース
山陽新聞デジタル 4/17(月) 11:05配信2-1

ペインクリニック 岡山済生会総合病院麻酔科 馬場三和主任医長

 「首から肩にかけて痛くて、腕が上がらないんです」。顔をしかめる患者の訴えに耳を傾けながら、馬場は患部に超音波装置を当てる。

 痛みを取り除くために行うのは、「神経ブロック」という治療だ。神経やその周囲に局所麻酔薬を注射し、筋肉を緩めて血行を良くする。症状に合わせ、脊髄を覆う硬膜の外や首の付け根などに注射するが、重要な血管や神経が集まる部位では超音波装置が欠かせない。

 慎重に画像を見ながら首から肩にかけて数本の注射を打つと、患者は「楽になった」と笑顔に。馬場は「痛みがなくなった時こそ、しっかり動かしてくださいね」と穏やかな口調で笑顔を返した。

□  ■

 痛みには、けがによる炎症や刺激に伴うもの、ストレスなど心理的な要因で起きるものなどがある。特に、帯状疱疹(ほうしん)やヘルニアなどの疾患で神経が傷付いて生じる神経障害性疼痛(とうつう)は、放置していると慢性化しやすい。

 週1回の神経ブロックと、慢性化を防ぐ服薬治療が基本となる。薬は、鈍痛やびりびりする痛みには抗うつ薬、電気が走るような痛みには抗けいれん薬など、タイプに応じて適切に選択する。

 岡山済生会総合病院付属外来センターのペインクリニック外来の症例は、脊柱管狭窄(きょうさく)症やヘルニア、腰痛など脊椎疾患に伴うものが半数を超え、次いで帯状疱疹に関連する痛みが多い。年間約1600人以上の患者のうち、約6割に神経ブロックを適用している。

 ただ「注射をすれば、一定期間は痛みがなくなりますが、若いころのような全く痛みがない体に戻るわけではありません」と馬場は強調する。

 痛みがあると体が動かしづらくなり、筋肉が凝り固まってさらに痛みがひどくなる悪循環に陥る。そんな時に馬場が勧めているのは、テーブルを拭くなどの日常的な動作を利用して、患部周辺の筋肉を動かすリハビリだ。治療で痛みが緩和されたタイミングで、痛みが出ない程度に毎日続ければ、筋力の低下を防ぐことができるという。

 「大切なのは『痛みの教育』。痛みと上手に付き合っていく方法を伝えていきたい」と語る。
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