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薬の処方量 15歳以上を「成人」と一括することの違和感

2017-05-17 12:41:07 | ニュース
NEWS ポストセブン 5/17(水) 11:00配信「引用」

2015年12月、医療従事者向けに発表された「高齢者の安全な薬物療法ガイドライン」では、こんな注意喚起がなされた。

〈高齢者では代謝低下による最大血中濃度の上昇や排泄低下による半減期の延長から薬物血中濃度が上昇しやすい〉

〈実際の投与に際しては(中略)高齢者では少量(一般成人量の1/3~1/2程度)から開始して、効果と有害事象をチェックしながら増量する心がけが重要である〉

 高齢者は加齢により肝臓や腎臓の機能が低下しているため代謝や排泄に要する時間が長くなる。つまり薬が体内にとどまる時間も延びてしまうことで薬が効き過ぎてしまうのだ。薬の処方量は、製薬メーカーが効果と安全性を確認する治験を行なった上で厚労省に適切な「用法・用量」を申請。承認を受けて初めて、薬剤の添付文書に記載される。

 用量は年齢によって分けられることが多いが、幼児や小児は細かく分ける一方、15歳以上は「成人」と一括りにされることが多い。日本在宅薬学会理事長で医師の狭間研至氏が語る。

「一口に成人といっても体重35キロの80歳の女性と、80キロの35歳の男性では、薬の効き方や副作用の出方に、ずいぶん差が出る可能性があります」

 市販されている風邪薬や鎮痛剤、胃薬でも、やはり15歳以上を「成人」として用量が決められているものが大半だ。

「風邪薬の中には抗ヒスタミン成分が含まれたものが多く、これにより高齢男性に前立腺が腫れるという副作用をもたらし、前立腺肥大を引き起こす可能性があります」(同前)

 狭間氏によれば、過剰分泌された胃酸をコントロールすることで胃痛や胃潰瘍などを治す「H2ブロッカー」と呼ばれる胃薬にも、認知機能低下やうつ症状を誘発する副作用があるという。

「腎機能が低下している高齢者が、非ステロイド性の鎮痛剤を服用すると“むくみ”が出ることもよく知られています。これは腎臓内で血管の収縮や血液量を調整する『プロスタグランジン』という物質が、鎮痛剤によって抑制され、腎臓の血流が低下することで体から水分を排出しにくくなるからです」(狭間氏)

※週刊ポスト2017年5月26日号
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