高齢者雇用促進「下流老人をなくす会」

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

何度でも言う「国の借金1000兆円」のウソ。財務省も劣化したものだ 「教育投資」をめぐる不可解な議論

2017-05-16 14:03:34 | ニュース
現代ビジネス 5/15(月) 7:01配信4-2 「引用」

筆者がよく言う冗談
 実は、統合政府の考え方は、古くから経済学にあった。

 今から20年以上前であるが、筆者が大蔵省にいたとき、どうしてバランスシートの右の債務だけをみているのか、さらに、なぜ日銀を含む政府の「連結子会社」を含めて考えないのか疑問に持ったので、筆者は統合政府のバランスシートを作った。

 仕事でこれをやるには口実が必要だったが、政府全体のALM(資産負債総合管理)を把握するためと言って、この口実の下にさらに連結対象子会社のバランスシートを正確に測定する財務管理手法も同時に開発した。これらは今でも財務省内でシステム化されているはずだ。

 いずれにしても、日本の財務状況が悪いなら、なぜ国債暴落が起こらず、「有事の円買い」なんて現象になるかを説明できない。

 これまで、財政危機・国債暴落論者は、消費増税しないと国債暴落するなど、数々の予言を行ってきたが的中せず、事態はまったく逆になっている。いい加減に間違いを認めたほうがいいと思うが、相変わらず、財政危機の連呼である。

 大型連休中の月曜日、長期国債の売買が成立せず、値がつかなったことが話題になった。それに対して、財政危機・国債暴落論者が、「日本の政府債務比率が限界である」と自説を展開し、再び国債暴落論を言っていた。

 まず国債の残高状況を確認しておこう。

 財務省が3ヵ月ごとに公表している国債及び借入金並びに政府保証債務現在高(2016年12月末現在)によれば、内国債929兆円、借入金54兆円、政府短期証券83兆円で合計1066兆円となっている。

 このうち市場で取引されているのは、内国債のうち普通国債826兆円、財投債94兆円、政府短期証券83兆円の合計1003兆円である。これが世に言われる「国の借金1000兆円」である。

 この保有者について、日銀の公表している資金循環勘定から推測すると、日銀410兆円、銀行200兆円、保険会社230兆円、公的年金50兆円、海外部門100兆円、その他10兆円程度である。

 保険会社、公的年金の計280兆円はポートフォリオ構成上なかなか売却できない。銀行が保有している200兆円も、銀行の流動性を確保するためにも売却は困難になっている。ということは、海外部門の100兆円くらいしか売買に応じるところはない。つまり、現在は「国債品不足」なのだ。

 こうした国債品不足の中、連休中に国債売買の取引量が減って、BBといわれる日本相互証券経由の取引がなかっただけだ。それをもって「国債暴落」とは、あまりに短絡的である。

 下村博文・元文科相は、教育を未来投資ととらえ、教育国債の発行に賛成の立場であり、教育予算をうまく執行するためには、年間2兆円程度の教育国債の発行が必要としていた。

 これに対して、筆者は、その程度の少額発行なら、発行しても瞬間蒸発になるほど、今の国債市場は「国債品不足」になっていると指摘した。これも、統合政府でみれば、財政再建が終わっているという筆者の認識と整合的である。

 佐藤教授は、面白ことに「統合政府」の考え方を認めるといっていた。であれば、なぜ財政状況が悪いと思うのかつじつまが合わなくなる。

 筆者は冗談をよくいう。10日付けの日経新聞に、国民一人当たりの借金という記事がある(http://www.nikkei.com/article/DGXLASFS10H41_Q7A510C1EE8000/)が、日本経済新聞社でこれと同じ計算をすると、日経社員の一人当たり借金は1億円になり、国の数字はたいしたことない、となる。

 佐藤教授も、こうした財務省による数字のトリックに騙されてはいないだろうか。

次ページは:それはさすがにトンチンカンです!
ジャンル:
ウェブログ
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 何度でも言う「国の借金1000... | トップ | 何度でも言う「国の借金1000... »

コメントを投稿


コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。

あわせて読む

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
  • 30日以上前の記事に対するトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • 送信元の記事内容が半角英数のみのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • このブログへのリンクがない記事からのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • ※ブログ管理者のみ、編集画面で設定の変更が可能です。