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高齢者 適量の降圧剤でも認知症の悪化招く可能性

2017-05-18 15:11:59 | ニュース
NEWS ポストセブン 5/17(水) 16:00配信2-2

血圧を無理に下げ過ぎることで、一番恐ろしいのは認知症の悪化を招くことだと岡田氏は言う。

「降圧剤の使い過ぎで認知症が明らかに進行するという海外の研究データが存在します。そのため私は、少しでも認知症の疑いがある高齢者に降圧剤を処方する際は学会などが適量とする量を出しません。そうした高齢者には、上の血圧を160~170よりも下げないように、薬の量を調整しています」

 糖尿病治療薬にも同じ問題がある。加齢によって代謝が低下した高齢者が一般的な処方量を飲むと、やはり薬が効き過ぎて低血糖などの状態になるという。東海大学名誉教授の大櫛陽一氏が指摘する。

「空腹時血糖値と、最近1、2か月の血糖値を表わすヘモグロビンA1cは、加齢とともに上昇するのが正常な変化です。厚労省の特定健診では年齢に関わらず空腹時血糖値100mg/ 以上、ヘモグロビンA1c5.6%以上を保健指導の基準値としていますが、私がかつて行なった70万人を対象とした大規模調査では、高齢男性で空腹時血糖値117mg/ 前後まで、ヘモグロビンA1cは6.2%までが正常との結果が出ました」

 ところが、高齢者が医者の処方通りに糖尿病薬を服用することで、それらの数値が無理に下げられる。結果、意識障害を誘発する低血糖発作を起こしたり、脳や筋肉が栄養不足に陥る副作用を招くケースが多いのだという。

「加齢によって少しずつ血糖値が上昇するほうが脳や筋肉に十分な栄養が届けられるのです。しかし脳が栄養不足に陥ると認知機能の低下に繋がり、また筋肉が栄養不足になると運動能力が低下して転倒の原因になる。高齢者が若い人と同じ量の薬を飲むことにはリスクが潜んでいる点を自覚してほしい」(大櫛氏)

 重篤な副作用を引き起こしてからでは遅い。医療従事者向けに発表された「高齢者の安全な薬物療法ガイドライン」の作成メンバーの1人である至髙会たかせクリニック理事長の高瀬義昌氏が話す。

「脳機能などに作用する薬は、特に注意が必要です。『ドグマチール』という抗うつ剤は、成人なら1日50mgを3錠飲むことが『用量』ですが、高齢者がその量を飲み続けるとパーキンソン病の症状を発症する可能性が指摘されています。私は高齢者にドグマチールを処方する際は、規定量の15分の1から始めています」

※週刊ポスト2017年5月26日号
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