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スイセンとニラ見分けられる? 相次ぐ食中毒で注意呼びかけ

2017-05-20 14:28:19 | ニュース
THE PAGE 5/19(金) 20:20配信「引用」

長野県長野市の専修学校で16日、調理実習の「ニラと卵のスープ」を食べた生徒ら11人が食中毒症状を示し、病院に搬送されました。長野市保健所は食材や症状などから18日、ニラと間違えてスイセンを食べたことによる食中毒と断定しました。有毒植物による食中毒は全国的に発生しており、過去には死者も出ているため厚労省や自治体は注意を呼び掛けています。

「ニラのスープ」を食べたつもりが……
 長野市保健所によると16日午後2時前、市内の専修学校から「調理実習で調理した食品を食べたところ生徒、職員が体調不良になった」と通報がありました。

 同保健所の調べで、調理したニラと卵のスープを食べた後、昼過ぎから生徒、職員ら男女11人に吐き気、発熱、頭痛などの症状が表れ、病院で手当てを受けたことが分かりました。

 調理に用いた「ニラ」の残った食材を確認したところ、ニラの臭いはなく植物の形はスイセンに似ていました。この植物は専修学校の職員が採取したものです。

 植物を検査した結果、スイセン類に含まれる植物性自然毒でヒガンバナアルカロイドの一種ガランタミンを確認。患者の症状などと併せて、スイセンによる食中毒と判明しました。患者は全員快方に向かっています。

 同保健所によると、スイセン類は観賞用に全国で栽培されるほか野生化して広く分布しており、葉がニラと似ているため花が咲いていないと間違えることがあります。有毒成分ヒガンバナアルカロイドが含まれるスイセンは、誤って食べると食後30分以内の短時間で悪心(おしん)、おう吐、下痢などの症状が出ます。

 スイセンとニラの見分け方について同保健所は、(1)スイセンの葉には臭いがないが、ニラには特有の強い臭いがある、(2)スイセンの葉は中央が浅くくぼんでおり、ニラは平たくやや厚みがある、(3)スイセンには鱗茎(りんけい、球根)があるが、ニラにはない――と説明。十分注意するよう呼び掛けています。

また、有毒植物の被害に遭わないために、確実に見分けられる植物だけ採取することや調理前の再確認、栽培する場合は観賞用と食用の場所をはっきり分けておくことなどを挙げています。

 長野県では昨年5月にも県南部の小学校で誤ってスイセンの球根を食べた児童ら11人が食中毒になるなど、スイセンやバイケイソウなどの有毒植物による食中毒が続きました。全国でも発生しており、北海道でイヌサフランをギョウジャニンニクと間違えて食べた例では1人が死亡しています。山菜シーズン中は特に注意が必要とされています。

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■高越良一(たかごし・りょういち) 信濃毎日新聞記者、長野市民新聞編集者からライター。この間2年地元TVでニュース解説
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