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SOSが届かず両足切断、引きこもり高齢化の調査報告が暗示する社会

2017-04-20 08:12:56 | ニュース
ダイヤモンド・オンライン 4/20(木) 6:00配信3-3

とはいえ身体面の困り事は、本人が声を出せなければ周囲にはわからない。しかし、本人にとって安心できる関係性や環境が構築されていなければ、声を上げることなどできないだろう。

 引きこもる人たちの特性の1つは、あらゆる感情のエネルギーが自身の中に吸収され、内省化されていくことだ。冒頭の40代男性も、痛みは相当なものだったであろう。それでも、我慢に我慢を重ねることでエネルギーを使い果たしていたのか、ついには「もう我慢できない!」と叫び声を上げたのではないかと想像する。

 家庭訪問などの支援に「成果」を求めてしまうと、声を上げられないような本人や家族が置き去りにされていく。

● 本人の意思に合わせて 寄り添うことの大切さ

 こうした調査から伝わってくるのは、本人の意思や気持ち、タイミングに合わせて、周囲で支援する側が一緒に寄り添っていくことの大切さだ。

 自治体の151相談窓口の調査では、「ひきこもり支援において、現在は実施していないが、必要性を感じている支援内容」の最終集計を見てみると、「本人の居場所」が56%と最も多かった。次に「家族会・家族教室」(33%)が続き、「ピアサポート」(30%)、「インターネット相談」(17%)、「同行支援」(17%)という傾向は、1月の中間報告時と変わらない。

 一方、「家庭訪問」は16%、「宿泊型施設」はわずか6%にとどまった。

 「支援者が訪問に行って、会えなくてもいい。がんばって何とか会おうとするのではなく、会えないことを感じながら、支援者のペースではなく、本人のペースを感じてほしい」

 そう家族会スタッフは言う。

 本人が行きたいと思ったときに、行ってもいい場所がある。そんな地域づくりが、これから求められている。

 ※この記事や引きこもり問題に関する情報や感想をお持ちの方、また、「こういうきっかけが欲しい」「こういう情報を知りたい」「こんなことを取材してほしい」といったリクエストがあれば、下記までお寄せください。

 otonahiki@gmail.com(送信の際は「@」を半角の「@」に変換してお送りください)

池上正樹
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