石築地 百道

（いしついじ ももち 元寇（げんこう）防塁 福岡市早良区西新 国指定史跡）
　文永の役（1274）後の建治二年（1276）から元弘二年（1332）にかけての元（蒙古）襲来に備えて、鎌倉幕府によって博多湾沿岸に築造された土塁及び石塁である。大正9年（1920）、昭和36年（1961）、44年（1969）の発掘調査によって、海岸線の砂地の上に粘土を置き、石垣で固めた構造であることが分かっている。
   
　また、平成11年の西南学院大学第1号館建設の際にも石築地が検出され、調査後、第1号館中庭に移築復元されている。