(東海道二十三番 静岡県島田市)
今回は夕刻間近であったため、宿中心地のみを漫ろ歩いた。
往時は本陣三軒、旅籠四十八軒があったという島田宿は、大井川の難所があったために、足止めの旅人で賑わったという。然し、その大井川のために、宿開設三年後の慶長九年(1604)には、氾濫により宿が一時北側へ移されたが、大井川治水工事完了後の元和元年(1616)には、元の位置に戻されている。
大井川側である、宿の西桝形(入口)には、正覚寺と、弥都波能売神(ミヅハノメノカミ)を祀る大井神社がある。神社は幾度か大井川の氾濫によって遷座しているが、元禄元年(1688)からは現在の地に鎮座している。参道脇には、川越人足が大井川から一つずつ運んだという「参道石垣」があり、正徳三年(1713)神輿渡御のために造営された石造太鼓橋がある。
「箱根八里は馬でも越すが 越すに越されぬ大井川」と刻む碑
(本陣跡に建つ、おび通り からくり時計)
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