旅籠紀伊国屋から東海道歩き、新居宿本陣跡前を通る、そして脇道にそれると隣海院という寺院に行き着く。
そこには山門に「ジキジキ像」という像が鴨居の上に座っていた。
鬼とも猿ともつかぬ形相に、地元の幼児はおびえるように泣き出すと言われている。
「ジキジキの所へ連れて行くぞ」と言えば、泣く子は黙ってしまうとも言われている。
ジキジキとは「喰神」のこととも言われているが詳細なことはわからない。
桧の寄木造りで高さは52cm、像の作者、時期、由来は不詳という。
現在、山門に座る像は、同寺院の彫刻家見崎泰中氏が複製したものである。本物のジキジキ像は、保存のため同寺院本堂へ移され、町の文化財に指定された。
(新居宿・旅籠紀伊国屋風呂)
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