flow Trip -archive-

「漂い紀行 振り返り版」…私の過去の踏査ノートから… 言い伝えに秘められた歴史を訪ねて

安土城

2011-12-11 00:00:12 | 城郭・城下町

(滋賀県近江八幡市安土町下豊浦 国指定特別史跡 琵琶湖国立公園)
 かつては琵琶湖に接していた安土山に、天正四年(1576)織田信長によって築かれた山城である。天守は六階望楼付とされるものであったが、天正十年(1582)本能寺の変後に本丸及び天守を焼失している。その後、織田信秀が二の丸に居城するが、天正十三年(1585)に廃城となっている。
    
 現在は石垣や石段等を残すのみであるが、当時実際に城を目にしているとされる宣教師ルイス・フロイスの記録によって、当時の様子を今に伝えている。城域の西側に建つ総見寺の境内に仁王門と三重塔があるが、在城当時からのものとされる。平成元年から滋賀県は安土城の発掘調査を行っており、南山麓から本丸へ続く大手道、通路に沿って築造された伝羽柴秀吉邸や伝前田利家邸、天皇行幸を目的に建設したとみられる本丸御殿等の遺構が検出され、併せて石段・石垣が修復工事が施されている。また、石材には石仏、墓標等も含まれている。
(伝前田利家邸跡) (伝羽柴秀吉邸跡)
(伝徳川家康邸跡)
                  (天守台)          (本丸)
     

 この後は、織田家墓所総見寺側、そして安土街道に向かった。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 国木田独歩旧宅 | トップ | 自由が丘 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿