flow Trip -archive-

「漂い紀行 振り返り版」…私の過去のノートから…
 言い伝えに秘められた歴史を訪ねて

月光原と圓融寺

2016-10-18 00:00:00 | ほとけのいおり

(東京都目黒区目黒本町・碑文谷)
 武蔵小山の西方には旧来から月光原と呼ばれる地がある。昭和7年(1932)から41年(1966)まで月光町であったが、月光町、向原町、清水町、東町、碑文谷の一部を統合し、目黒本町となった。然しながら、現在でも月光原小学校、月光原公園、月光原住区センター等が残り、住民にとって「月光」は馴染み深いもののようである。
    
 月光原の西には天台宗経王山文殊院圓融寺があり、仁寿三年(853)僧圓仁(慈覚大師)により天台宗妙光山法服寺として開山したと伝わる。弘安六年(1283)日蓮の弟子日源により日蓮宗に改宗され、妙光山法華寺となった。その後は領主の吉良氏や徳川氏の庇護を受け繁栄した。然し、法華寺は不受不施派(法華経信者以外からは施しを受けず与えずという思想)であったため、江戸幕府から弾圧を受けるようになり改宗を余儀なくされ、元禄十一年(1698)天台宗に戻っている。そして天保五年(1834)現在の経王山圓融寺と改称された。東京では珍しく、室町時代の釈迦堂(国重文)、永禄二年(1559)仁王門(区文化財)及び木造金剛力士像(都有形)等が今に伝わる。
          

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