(愛知県新城市乗本 県指定無形民俗文化財)
8月15日に行われる旧乗本村の送り火行事。
村内秋葉神社で熾された聖火を、山腹の大日堂(大日山安居院)に運び、六本の松明に移されて道行が始まる。鉦、太鼓、笛を伴った道行は、一旦山を下り、本久集会所を横切って山道に入り、鳶ヶ巣山途中の万灯山に差し掛かると、麦藁で作られた万灯に火が移され、縄のついた万灯を頭上で振り回す。
長篠の戦いの際、乗本では多くの戦死者を出し、その霊を弔うものとして起こったという。後に村人男子の通過儀礼を含むようになり、今に続いている。
元火(聖火)
この日隣接する地区では、大海の放下、市川鍋づる万灯、信玄原火踊等が行われる。
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