しまうま げいぢつ的ブログへようこそ

ようこそ。ここは猫とハムスターと日々の徒然を綴っている、しまうまの愚痴りブログです。

赤いマント・・・・・

2017-05-05 16:06:45 | 日記

はい、昨日に引き続き、他愛ない怪談シリーズです。

いえ、詳細を思い出したので、忘れないうちにと思って。

 

昨日のブログで昔小学校の学区で『口裂け女』騒動があったことを

披露してみました。ああ、あったかも、と思い出した方もおられ

ますかね、ふふ。

 

で、今日は『赤いマント』が引き起こした一人の男子生徒の不名誉

極まりない顛末についてお話ししましょう。

 

事の起こりは、学校上げて『怪談・オカルトブーム』になっていた

時のことです。ちょうどね、楳図かずおさんや、つのだじろさんの

オカルト漫画が非常に流行りましてね。どこの教室の教室文庫にも

必ず1冊はオカルト漫画がありました。少女しまうまも好きでね。

えへへ、今でも時々読みますね。ええ、今でも。

 

そんな世の中がなんとなく妖しい雰囲気に包まれていたあの頃。

そう、『赤いマント』という話が広まりました。

全国津々浦々。

地方によって色んなバージョンがあるそうですが、しまうまが

聞いたのはこんな話でした。

 

トイレの個室に入っていると、不意に

『赤いマントがいいか、青いマントがいいか、』

という不気味な声が聞こえてくるのです。びっくりして(ま、何か

の途中でもあるでしょうし・汗)、子供が黙っていると、

『赤いマントがいいか、青いマントがいいか、』

としつこく聞いてくるのだそうです。

「・・・・あ、青いマント、」

と必死の思いで答えると、声はこう言います。

『赤いマントがいいか、青いマントがいいか、』

「青いマント、」

『赤いマントがいいか、青いマントがいいか、』

えっ?青いマントって言ってるじゃん、みたいな。

その問いかけは、なんと腹の立つことに子供が

「・・・・・あ、赤いマント・・・・」

と言うまで続くのです。そして赤いマント、と答えたその刹那、

『赤いマントはお前の血だよ!!』

と叫び声がし、何かで切り付けられて血で服が真っ赤になる。

 

と言う話でした。

これね、どうやっても『赤いマント』と答えるしかないんですよ。

そう言うまで聞き続けるんだから(汗)。

卑劣ですね~。

少女しまうまは、謎の怪人の性格の悪さに憮然としたものです。

 

さて、問題はここから。

なんと、学校で最初にこの話をしたのは、しまうまの担任でした。

朝の会でね、どういうわけか、その怪談話をしたんですよ、担任。

 

で。

 

学校は楽しいこともたくさんですから、学校にいる間はみんな

たいして怖がりもせず、過ごしていました。

そんな中しまうまのクラスにG君という、知らないやつはモグリだ、

と言われるようなジャイアン以上に悪い子がいました。

本当に悪い子で、どうやったらそんな子になるのじゃ、としまうま

達も思うほど、乱暴で陰険で、とにかく質の悪い子でした。

殴ったりはしないんですよ。ただ、蹴るんです(汗)。

他の子に物を投げつけたりね。

帰り道、後ろからランドセルをつかまれてグルグル振り回され、

転んで膝から血が出るまで止めてもらえなかった下級生もいたね。

リコーダーで殴ったり、人を溝に突き落としたり、とにかく先生も

手に負えない、本当に悪い子でした。

しまうまはね、買ってもらったばっかりの傘に穴開けられたしね。

怖い、とかなんとかいうより、あまりの悪さに呆気に取られる

んですよ。なんじゃ、こいつは・・・・(汗)、みたいな。

 

で、そんなG君。学校ではへっちゃらな顔をしていましたが。

実は『赤いマント』の話がじわじわとボディブローのように効いて

いて、はい、夜、なんとトイレに行けなくなったのです。お母さん

について行ってもらわないと、行けないくらい。

(G君、その時点で小学5年生でした。しまうまもね。

何を隠そう、同じクラスでしたから。)

で、『赤いマント』の話が怖くて緊張してるから何回もトイレに

行きたくなるんですよ、逆に。それで音を上げたお母さんが、次

の日担任に話は作り話だ、と生徒を安心させてやってくれ、と

電話があったそうです。

 

でも、時すでに遅し。学校中に怪談話は伝わっていて、全校集会

が開かれ、あの話は作り話だから、心配しなくていいんだよ、と

校長先生が言ってくれました。

 

でもね、G君の災難はまだまだ続きます。

なんと、一人でトイレに行けなくなった事実が、学区全体に面白可笑

しく広まってしまったのです。どんなに威張っても、みんな腹の中で

『ふん、一人でトイレ行けんくせに。』

と思って嘲笑っていました。普段ひどいことをされていた生徒一同は

密かにみんなお腹の中でG君をバカにするようになりました。

 

それからも、G君は相変わらず乱暴者で、悪い子でしたけどね。

みんな、フン、と思うようになっていました。

 

さて、ここ疑問に思われた方も。

なぜ、G君が夜トイレに行けなくなっていることが知れ渡ったか。

担任はそんなこと、言いはしません。もちろんね。

じゃ、誰が情報を流したのか。

 

 

 

答:しまうまの母。

 

身内ですよ、情報の漏洩元は(汗)。なんでも、困り果てたG君の

お母さんがしまうま母の経営するお好み焼き屋に家族分のお好み焼き

を注文し、受け取りに来た時にG君に困っている、と言う話をして

帰ったのだそうです。

 

母はほくそ笑みました。

 

G君の悪さは母もよく知っていたのです。勝手に家に上がり込まれて、

物を食べられたことも一回や二回じゃなかったそうで。後日談ね。

普段から腹に据えかねていたんですよ。

G君にいじめられた、と泣きながら下級生がお店に駆け込んでくる

こともあったしね。それを可哀想に思っていたらしく。

で、来る同級生のお母さん全員に、G君が一人でトイレも行けない、

と言いふらしたんですよ!で、そのお母さんたちもあちこちで言い

ふらして。子供にも話してね。G君、ホントは弱虫よ、みたいな。

 

はい、誰が一番悪いかわかりましたね。

しまうまの母です。

 

と言うわけで、どんな怪人よりも、エイリアンよりも、ゾンビよりも

何よりも怖いのは、人間だ。

というお話でした(汗)。

 

高校に上がった時、G君と一緒になりまして。

G君、やっぱり『ワル』を気取っていましたが、その頃しまうまの

従弟は他の街で一番大きい暴走族のアタマをしてましてね、その辺

の警察官で彼の顔を知らないやつはモグリだ、と言われるほどの

超大物だったんですよ(笑)。まるで桁違いです。

従弟は今は良き父、良き夫になり、マイホームのローンもだいぶ終

わり一生懸命働いて本当に家族を守って生きています。

そんな彼は、しまうまの自慢なんです。

この話は、いずれまた。良い話なんです。

 

大きくなって、初めて、ああ、G君は本当は弱虫の気の弱い子だっ

たんだなと思ったもんです。何があったのかは知りませんけどね。

 

と言うわけで、マントはいらんか、と言われても無視してトイレを

出ましょう。

では、また明日です。・・・黄色いマントは無かったんかね。ふふ。

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