手話通訳者のブログ

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手話通訳者派遣を断られるケース

2015-11-08 22:06:52 | 手話
手話通訳者派遣を断られる場合、その理由として、
「専門的な内容だから」
というものがある。これ、非常に気になる。
例えば、派遣者が申請者に対して、
「その分野の専門知識を持っている通訳者がいませんので、正確な通訳が期待できませんが、どうしますか?」
と尋ねて、申請者が、
「それなら、手話通訳者派遣申請を取り下げます」
という決断をしたなら、何ら問題はない。
しかし、こういうケースは少ない。なぜなら、このような形なら、申請者としては「断られた」とは感じないことが多いからだ。

派遣者が勝手に、申請者の意志とは関係なく、
「内容が専門的なので、派遣できません」
と断ってしまうケースが多い。
これは大問題。職権濫用である。
申請者は聞こえないのだ。仮に通訳の質が悪くても(内容の専門性が高い場合、手話通訳者を責めるのは酷だと思う)、手話通訳者がいることで、得られる情報は増えるはずだ。

大問題であり、権利濫用だが、こういう派遣者のやり方は後を絶たない。
なぜか。
派遣者(行政側)は、「問題が起こらないようにすること」を最優先するからだ。

そういう逃げの姿勢をとらない、熱意ある派遣担当者が、
「この案件は難しい通訳になる・・・」
と思っていながら、なんとか申請者の要望に応えようと、ベテラン通訳者を選んで派遣したとする。
問題が発生しなければそれでいい。
しかし、こういう案件は問題が起こりやすい。
まず、申請者が怒ってくる。
「通訳者きたけど、まともに通訳できへんやんか! あんな奴派遣するな!」
さらに、通訳者が怒って電話してくる。
「私はベストを尽くしたつもりです。なのに、申請者から暴言を吐かれました。今後、同じような内容の派遣は二度と受けません!」
そして、派遣者側のお偉いさんが、担当者に止めを刺す。
「お前がいい加減な仕事をするから、クレームばかり来るじゃないか!」
派遣担当者はストレスを溜める。
「申請者のために一生懸命やったのに、ボロクソやんか。今度、同じような申込があったら断ろう」

難しいもんや。


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