小梅日記

主として幕末紀州藩の学問所塾頭の妻、川合小梅が明治十八年まで綴った日記を紐解く
できれば旅日記も。

一月六日

2018-02-20 | 嘉永六年 癸丑日記
一月六日 

少々風はあるが天気はよい。
十時頃に桃井が来た。主人は二日酔いで気分が悪かったがでてきた。
その内に鉄助もきて一緒に咄す。
小梅は風邪と二日酔いで起きられなかったが、安兵衞を松葉やに行かせ上辻の提灯を言付けた。
酒は昨夜で終いになったので梅本で借りた。
去年二十四日頃から昨日まで一斗の酒だ。
しかし、薄い酒なので蘭引き(陶器で酒などを蒸留する道具。オランダからきた)で二升取った。
鈴木正吉がきて酒を出す。

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