小梅保育園園長日記

小梅保育園の様子を綴ります。

防災館へ

2011-01-28 17:44:27 | 日記
 11日(火)、5歳児が本所防災館に行きました。「模擬災害を体験しながら学び、もしもの時の防災行動力を身につける」ことが出来る施設で、都内では池袋・立川・本所の3ヶ所のみです。徒歩で片道30分掛かるものの、そのような施設に歩いて行ける環境にあるのは、大変喜ばしいことです。
 やっとの思いで施設に到着すると、まず初めに「防災シアター」で映画を観ました。今まで何度となく観てきた、眼鏡を装着しての「3Dシアター」ではなくなっていたことが、何よりも驚きでした。映像にあわせて客席が振動する、素晴らしいリニューアルです。また、映像も新しくなっており、今までは関東大震災が起きた時の様子を映画化していたのですが、今回は墨田区近辺が大震災に見舞われたことを想定しての映画でした。浅草の雷門も、無残な姿です・・・。「音響システム、座席の振動等、インパクトのある演出を用い、地震をテーマに迫力ある映像を上映します。」と謳っているだけあって、子どもによっては恐怖心が膨らんでしまった様子でした。しかしながら、毎月の避難訓練の重要さを、しっかりと認識してくれたことと思います。
 その後、「本物そっくりの地震を体験しその恐ろしさを知り、いざという時の行動を身につける」ということで、「地震体験コーナー」に向かいました。初めに呼ばれたのは私達大人。体験するのは震度7です。これも何度か体験していましたが、今までで一番揺れが強く、そして長く感じました。テーブルの下にもぐり、その足につかまっていても、体が左右に大きく持っていかれます。それを見ていた子ども達、自分達の番になると不安そうな表情です。そこで、震度5程度の体験を、大人も一緒に、子ども達を守りながら行いました。「テーブルの足をしっかり持っていてね。」「頭をきちんと中に入れてね。」と大人側が言葉を掛けていきました。地震の体験が終わると、ゲラゲラ笑って楽しんだ(?!)様子の子、怖くて涙を見せていた子などいて、どちらにしても複雑な思いでした。
 次に、大人のみの消火体験コーナーです。「実際の火災をシミュレートした大型のスクリーンを相手に、消火器または屋内消火栓の使い方を覚える」ということで、これに関しては園の職員が実際に水消火器を使って訓練する姿を何度も目にしているので、子ども達もいつものように「火事だー!!」の掛け声の手伝いをしてくれました。スクリーン内の炎も無事消火出来、皆で喜び合いました。
 そして、これも大人だけの、暴風雨体験コーナーです。「風水害をもたらすほどの強風大雨を体験し、そのすさまじさを知るとともに、強風や大雨に関する知識を高める」ということで、私は何だか嫌な予感がして辞退を申し出たのですが、結局断りきれず・・・、特注と思われる完全防備のレインコートに、長靴というスタイルに変身しました。体が飛ばされないようにバーをしっかりと握り、体験開始。ガラスの向こうでは、子ども達がニコニコ笑って見ています。そして、嫌な予感やはり的中・・・。私のカッパのフードは間もなく暴風で後ろへ飛ばされ、それでも続く暴風雨に息も出来ず、窒息するかと思いました。防災館さん、せめて冬の間は雨を温水にしませんか。私のようにビショ濡れにはならなくても、両手だけは出ているので、暴風と重なるとかなりの寒さです。やっと終わったところ、当然のことながら他2人は手しか濡れていません。私だけ、浴槽にドボンと潜ったかのような濡れ具合です。「先生、シャワー浴びたみたい。」「わー、先生ビショ濡れだあ。」、出迎えてくれた子ども達は何だか素っ気なくて、心も寒かったなー・・・。でも皆さん、皆さんが防災館に行かれた際には、ぜひ暴風雨体験もしてくださいね。私のように濡れた人は初めて見たと言われましたので。私はタオルとドライヤーをお借りし、独り寂しくトイレで髪を乾かしたのでした。テレビで台風の中継をなさっているキャスターの皆さん、いつもご苦労様です。あの過酷さが身に沁みて分かりました。
 さて、髪とシャツの首元をザッと乾かして皆の元へ戻ると、「煙の特性や危険性を知ったうえで、煙が充満して視界がきかなくなった体験室の中を避難する。正しい避難の方法を身につけ、冷静な判断力と確実な行動力を養う。」という煙体験コーナーで、お話を聞いている最中でした。そして、「おかしも(押さない・駆け出さない・しゃべらない・戻らない)」の約束事もしっかり答えられました。体験室では、煙を吸い込まないように口を手で押さえ、非常灯を頼りに身を小さくしながら出口まで避難。もちろん無害の煙なのですが、「甘い匂いがする。」「何かプリンの上に掛かってるやつ(カラメル)の匂いがする。」と、やや喜んでいた子ども達でした。
 以上で全ての体験が終了。少しの時間「こども広場」という自由スペースで、大きな消防車の乗り物に乗るなどして楽しみ、帰って来ました。
 子ども達は様々な体験が出来、災害に対する意識もより高まったようです。防災館では、応急手当の体験も出来ますので、ぜひご家族皆さんで体験に行かれてみて下さい。

(引用:本所防災館ホームページより)
コメント (2) |  トラックバック (0) | 

明けましておめでとうございます

2011-01-04 10:30:00 | 日記
 皆様、明けましておめでとうございます。
本日4日(火)、小梅は保育始めとなりました。1週間程の休みがあったものの、0・1歳児の子ども達もほぼ泣くことなく、園生活のスタートを切っています。今日はまだお休みの子も多いのですが、子ども達にとって保育園が「安心して過ごせる場所」となっていることを実感し、嬉しい気持ちでいっぱいです。
また私自身も、園庭で遊ぶ子ども達の無邪気な笑い声を聞きながら、自分の居場所に戻ってきたような、安らかな気持ちでこのブログを書いています。やっぱり子どもはいいものです。
 今年も小梅保育園に関わる皆様が、たくさんの笑顔に包まれますように。そしてまた新たな一年、職員共々どうぞよろしくお願い致します。
コメント (2) |  トラックバック (0) | 

今年もありがとうございました

2010-12-28 15:12:21 | 日記
 今年の保育園も、今日28日(火)が保育最終日です。月末の忙しさ+年末の忙しさで、まさに「師走」状態。気付いたら最終日でした。保護者の方々や職員と、暮れの挨拶を交わし始めた昨日辺りから、やっと年末であることを実感してきた私です。そういう方も多いのではないでしょうか。皆様、一年間お疲れ様でした。
 保育園は6日間のお休みに入りますが、大人も子どももゆっくりと心と体を休め、また元気にお会いしましょう。
 お休みの間、先日発行させて頂いた「小梅保育園 22年度 おうちの方・先生が選んだ「おすすめの絵本」」も、ぜひ活用してみて下さい。
 それでは皆様、今年も一年、ありがとうございました。どうぞ良いお年をお迎え下さい。
来年も、どうぞよろしくお願い致します。

 
 
コメント (0) |  トラックバック (0) | 

キッズコンサート

2010-12-28 14:37:33 | 日記
 20日(月)、今年度2回目のキッズコンサートが開かれました。夏は新日本フィルハーモニー交響楽団の方々による弦楽四重奏でしたが、今回はウクレレ&フラダンスでした。「つるちゃん」の愛称で親しまれているヴィオラ奏者の吉鶴さんは、今回はどうしても日程が合わず、欠席でした。残念。
 ウクレレの河合さんとフラダンスのみかさんは、昨年度の冬にも小梅に来て下さっていたので、覚えている子ども達がほとんどでした。
 初めに河合さんのみが登場し、「クリスマスの曲にはどんなものがあるかな?リクエストはある?」と子ども達に訊ねました。すると子ども達は、「ジングルベル」「あわてんぼうサンタクロース」「♪真っ赤なお鼻のトナカイ♪」「あと、サンタにキスしたっていう歌」などと次々に挙げていました。その中から河合さんが選んだのは、「ママがサンタにキスをした」です。静かにウクレレの音色に聴き入る子ども達。この冬の曲が、夏のイメージのあるウクレレから奏でられていることに不思議な気分でした。演奏が終わると、真っ先に子ども達から拍手が起こり、「上手だった!」「上手〜」と声が上がりました。さすが、このコンサートに何度も参加してきた子ども達。心得ています(笑)。
 そして、河合さんがフラダンスのみかさんを呼ぶと、赤の素敵なフラの衣装に身を包んだみかさんが登場。首からは、何重にもなった長くて白い貝殻のネックレスを掛け、髪には白い南国のお花の髪飾りをしていました。あまりの素敵さに、子ども達の目は釘付け、まさに「息を呑む」といった感じでした。みかさんは、真っ先に「こんにちは、アロ〜ハー」と子ども達に笑顔で挨拶をし、「ハワイの言葉でこんにちはをアロ〜ハーと言います。」と教えて下さいました。そして、ハワイがどんな所かを、「青ーい海があって、青ーいお空があって、星がいっっっぱいある所です。」と話し、そのハワイの歌をフラダンスと言って、手話みたいに手で表現すること、言葉はないことを、とてもわかりやすく説明して下さいました。
 初めの曲は、「ポー(暗い)ライライ(優しい、リラックス)」というもので、「星がたっくさん出ていて、とっても綺麗な夜ですよ」という歌だそうです。そして河合さんのウクレレと歌に合わせ、みかさんがフラダンスを踊ると、保育室は一気に南国ムードに。みかさんは踊りながら説明もして下さいました。
曲が終わると、今度は子ども達がその振り付けを覚える番です。「ホロホロ=お散歩しましょう」という意味で、隣のお友だちと手をつなぎました。「ワヒナ(違うかもです・・・)=月」は、両手を上に上げてまん丸お月様を作ります。「あの月を見てみよう」は、片手は月の方(やや斜め上)に伸ばし、もう片方は眺めるように目の上に、「ホク=星」は両手を上にして、自由にキラキラと表現しました。・・・というわけで、1番の歌詞は、「お散歩をしていたら綺麗なお月様が見えました、星も輝いていましたよ」という内容でした。次に飛んで3番を教えて頂きました。「この歌を、皆さんにお伝えしましたよ」というのは投げキッスをするような表現で。「この月が出ている夜に」は1番と同じく両手を上げてまん丸お月様。「ウクレレの音に耳を澄ませましょう」は、1番で月を眺めた手を耳へ持って行った形、そしてウクレレを弾いている真似。これで全ての振り付けが覚えられました。最後に河合さんのウクレレ、みかさんのフラダンス、子ども達の手の振り付けで1曲通して踊り、楽しむことが出来ました。
 そして、まだお楽しみは続きました。昨年も行った、「3センチ」の手遊び歌です。3・4・5歳児の中には、振り付けまで覚えていた子も多くいて、河合さんもみかさんもとても喜んでいました。みかさんの真似をしながら手遊び歌で1回終えると、今度はみかさんが、手の振り付けだけではなく、フラダンスのハワイアンバージョンとしてこの曲を歌いながら踊ってくれました。手遊びの時よりもテンポが速くなっています。その速さに置いて行かれないよう、子ども達も頑張って手の振り付けを行いました。優雅に回りながら踊るみかさん。終わると、「何かクルッと回るところが違ってた。」と言った子がいて、「そう、よくわかったね!」と褒めてもらうことが出来ました。
 最後に、「ワイカ」という、ハワイ島にある森の歌を、木がいっぱい茂っていて、雨がいっぱい降っているのを想像しながら見たり聴いたりしました。
 楽しかった30分程の時間も終わり、「また来年ね。」というみかさんの挨拶があった時、今年が最後になる5歳児に前へ出て来てもらいました。握手をしてもらおうと考えていたのですが、みかさんは握手の後に、「ハグー」と言って子ども達一人ずつを抱きしめてくれました。大照れの3名。河合さんにも握手とハグをしてもらい、恥ずかしいながらも嬉しそうな表情を浮かべていた5歳児でした。
 前回の夏の時にはあまり参加出来なかった0歳児も、今回は最初から最後まで楽しむことが出来、大きな成長を感じました。
来年度のコンサートも楽しみです。
コメント (0) |  トラックバック (0) | 

クリスマス会

2010-12-26 14:47:51 | 日記
 16日(木)、私たち職員も含め、皆が楽しみにしていたクリスマス会が行われました。前夜に保育室内の装飾をプラスし、クリスマスムード満点になった室内でのスタートです。
 まず初めに出し物を見せてくれたのは、一番小さな0歳児さん。トナカイのカチューシャに慣れる為、前々から頻繁に頭に付けて練習をしていました。それだけで充分かわいいのが0歳児さんですが、今回はタンブリンや鈴、カスタネットなどの好きな楽器を持ち、「あわてんぼうのサンタクロース」の曲に合わせて鳴らす楽器遊びを披露してくれました。保育園のお兄さん、お姉さん達の前に立っても、緊張や照れもなく普段通りでいられたお友だちは、曲が流れ始めると体を縦や横に揺らし、楽器も上手に打ち鳴らしていました。曲を知っている1〜5歳児の子ども達も、歌を歌ったり、手拍子をしたり、体を揺らしたりして0歳児さんの楽器遊びを一緒になって盛り上げてくれました。少し緊張してしまったお友だちも、泣くことはなく参加することが出来、トップバッターにふさわしい可愛さで、会は一気に盛り上がりました。
 次に1歳児の、大好きな絵本「だるまさんと(かがくい ひろし作/ブロンズ新社)」を用いた表現遊びです。著作権の観点から、出版社の方にこの絵本のカラーコピーを取る承諾を頂くところから始めました。子ども達がかぶったカラー帽子には、この絵本に登場するいちごさんやメロンさん、バナナさんなどが貼ってあり、誰がどの役をするのかは、毎回の練習もこの本番も、決めてはいませんでした。それぞれの果物に扮した子ども達は、同じ役のお友だち同士で、絵本の通りにおじぎをしたり、お尻を合わせたり、ムギューっとしたりを、少し照れたような笑顔で見せてくれました。私が見た中では、本番が一番上手に表現出来ていたように思います。とても可愛かったです。
 次は、2歳児の劇遊び「大きなかぶ」です。かぶは、子ども達が新聞紙を沢山丸めて作りました。そして頭には、それぞれがおうちから持ってきたバンダナを巻きました。夏野菜の生長を驚きや喜びと共にずっと見守ってきた2歳児さんは、かぶの種を植えるのも、水やりをするのも、本当に楽しそうに演じていました。そして大きなかぶが出来、いよいよ収穫です。でも、かぶはとても大きくて、1人の力では抜けません。そこでお友だちを呼ぶのですが、1歳児同様2歳児も、練習、本番共に呼ぶお友だちを決めてはいませんでした。子ども自身が、1人のお友だちの名前を大きな声で呼びます。呼ばれた子は、とても嬉しそうな表情でそのお友だちの手伝いに向かいました。「うんとこしょ、どっこいしょ」の掛け声を園の全児で掛け、ついにかぶが抜けた時の皆の歓声や拍手、「やったー!」の声には、小さな園が一体感に包まれたような温かさを感じました。最近特に友だち同士の関わりが深まり、会話が微笑ましい2歳児ならではの劇遊びでした。
 最後に、3・4・5歳児の出し物でした。白の衣装で統一した子ども達の胸には、自分で折り、顔を描いた折り紙のサンタクロースが付いています。まず初めは「キラキラ星」を、5歳児のみがピアニカで演奏しました。10月の運動会に向けて、「ドレミの歌」を始め様々な曲にチャレンジしてきた5歳児は、今回も立派に演奏を行うことが出来ました。そして曲が1度終わると、今度はトライアングルやタンブリン、マラカスなどを持った3・4歳児がそこに加わり、全員での「キラキラ星」演奏となりました。自由に鳴らす0歳児とは違って、「タン(たたく)、ウン(休む)」のリズム打ちです。「ウン、タン」と逆になってしまう子もいましたが、その一生懸命な姿には大きな大きな拍手です。演奏が終わり、楽器を足元に置いた後は、手話ソング「友だちになるために」です。先日、近隣のデイサービス施設を訪れた時には未完成でしたが、もちろんその後たくさんの練習をし、最後までマスターしました。「卒園式向けの歌だけれど、友だちの大切さを皆に感じてもらい、小さな子達にも伝えたかった」という担任の想いがあって選ばれたこの曲は、練習時間外でも歌っている子が多かった程、子ども達のお気に入りの1曲となっていました。一生懸命歌いながら手話を行う子ども達の真っ直ぐさ、耳馴染みの良いメロディーと温かな歌詞に心打たれ、涙してしまう職員がいた程感動的なものとなりました。
 笑いあり、涙ありの子ども達による出し物の後は、職員による「タングラムシアター」です。タングラムとは、丸や三角、四角などの形を組み合わせて何かの形を作り上げるもので、今回は5種類の形を組み合わせて、月や卵など数種類を作りました。初めは静かに見ていた子ども達でしたが、次第に形が完成する前に「ヘビだ」「かたつむりだ」と当てるようになり、実際に出来上がると笑い声を上げて喜んでいました。
 そしていよいよ、頑張った子ども達の前にサンタとトナカイが登場です。質問コーナーがあったのですが、サンタさんは「西の方」から来たそうです(笑)。サンタさんの登場に泣いてしまった子もいましたが、サンタさんから子ども達一人ひとりへクリスマスプレゼントを手渡す時になると、恐々ながら手を伸ばしたり、きちんと「ありがとう」とお礼を言えた子ども達です。
 途中ちょっとしたハプニングもありましたが(汗)、楽しく、温かな会でした。
その後の3・4・5歳児クラスでは、一人ずつ担任から「頑張ったね。上手だったよ。」と声を掛けられ、お互いの手同士でタッチをし、喜び合うということが繰り返されていました。子ども達の自信に満ちた表情が印象的で、給食中の子ども達の雰囲気も、やりきった満足感と安心感とで、本当に別のクラスにいるような不思議な感覚に包まれ、子ども達がまた一回り大きく成長したことを実感しました。それは、驚きでもあり、頼もしくもあり、また感動でもありました。
 運動会もそうですが、保育士は大きな行事がある度に、子ども達にどこまでを求め、子ども達の力をどこまで伸ばすのか、悩みます。子どもが辛くなるような練習であってはならない。でも、頑張ることで出来ることもある。そのラインに迷うんです。そしてそのラインの判断を、手探りながらも的確に行えるプロの保育士達が、小梅には揃っていると私は思っています。(先生達、プレッシャーに感じないでね(笑)。表からは見えない部分も含め、日頃の皆の頑張りに本当に感謝しています。いつもありがとう。)
 
コメント (0) |  トラックバック (0) |