FERMENTATION MEMORANDUM

発酵醸造備忘録。

天高く。

2017-03-04 22:04:56 | 日記
先日、山に登りました。
久しぶりでした。
山に登るといっても本格的ではなく、神社仏閣への参拝に山を登ったという話です。
僕自身は無宗教というのか、熱心に信仰している象徴はないのですが、神社仏閣にいくときは何かの決心のときに決まっています。
自分自身の決断は誰かに決められる事でもないわけで自分の判断がすべてです。
そんな時、御報告というのか、なんとなく行きたくなる。行かなければならない。という気持ちになります。
僕が登る山は、とても神聖な場所で、何百年も前から民の信仰の場であった事がわかる巨岩、石碑があります。
人も地球の一部で自然のなかで生かされていることを改めて感じさせられます。
参道は誰一人おらず、自分自身だけで山を登っていきます。
途中から全くの山道となり、トリの気配にビクビクしたり、このままいったらどうなるのだろう、たった一人で山道の轍を頼りに進むと不安に駆られます。不思議です。
次第に決心はなく、無心になりました。
ひたすらに登ると、石畳が現れ拓けた山頂付近。
大きな岩、石碑、灯台、鳥居が現れました。
天界というのか、現実からかけ離れた空間が拓け、そこに辿り着いた。
山頂にこれだけの巨岩、石碑を建てることも想像がつかない。けどそれは存在している。
山頂にある仏閣はこれまでに感じたことのない感動を味わえた神聖な場所だった。
自分の決心は山道においてきたまま、無心でその場を味わった。
本当に感動した。
また、必ず来ようと思う。
帰り道は軽く、決心は無心になり気持ちが晴れた。
これから、また頑張ろうと思う。
やりたいこと、わくわくすること、心が喜ぶ、楽しいこと、みんなが幸せで嬉しいことが僕はあると思う。
みんなそれぞれプロフェッショナルで、それぞれのやり方がある。
僕も僕にしかできないこと、僕しか楽しめないことがある。
それを探求していこうと思う。
神様がいるとかいないとかわからないけど、人の思いや願いがたくさん集まるところには摩訶不思議なこともあるんだと思う。
無限になる幸せはきっとあります。