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エボラ出血熱の感染拡大阻止に自衛隊の派遣は見送りへ NBC戦やテロゲリラ能力の向上を

2015-02-27 00:00:46 | 防衛
2月24日に、防衛省は、中谷防衛大臣の記者会見で、エボラ出血熱の感染拡大阻止に自衛隊の派遣は見送りを決定したことを次のように伝えました。

『Q:エボラ出血熱を巡っての件について伺います。一部報道で、防衛省が検討していたシエラレオネへの部隊派遣について、当面の必要性が低くなったことなどから、派遣の見送りを決定したという報道がありますが、事実関係について伺えますでしょうか。

A:このエボラ出血熱の対応につきましては、政府全体で取り組むこととしておりますが、現在、自衛隊の部隊派遣に関して、具体的に検討を行い、何らかの方針をまとめたという事実はありません。防衛省としましては、平素から、各国との意見交換を行い、部内でも様々な検討はしておりますが、その具体的、また個別的な内容については、お答えすることは差し控えたいと思います。いずれにせよ、防衛省・自衛隊としては、自衛隊の能力を活用して、国際緊急援助活動、また、PKO活動に積極的に取り組み、アジア太平洋地域の安定化、グローバルな安全保障環境の改善に一層努めてまいりたいと考えております。

Q:現在のところ、部隊を送る考えというのは、当面のところはないと。

A:そういうことを決定したということはありません。』

 西アフリカで流行しているエボラ出血熱の感染は、峠を超えたとは言え、感染の拡大や阻止までには至らず、終息の見通しも予断を許さない状況です。
日本の会社が開発した医薬品の有効性を現地で評価はしているのですが、特効薬や予防策の確立には程遠いのも事実です。

また、治療に当たる医療施設や医療テントなどが襲撃される事件も多発するなど、現地でも混乱が続いており、自衛隊が医療チームや医療部隊を派遣したとしても、有効な対応や治療が可能かどうかは、現状では厳しいでしょう。
そのため、自衛隊の派遣は見送りとの判断に至ったのは、やむを得ないと筆者は見ております。

 その一方で、防衛省・自衛隊は、CRBN対応遠隔操作作業車両システムの開発や先進装備システムなどの開発を進めるなど、NBC戦やテロゲリラ能力の向上を進めています。
今後とも、防衛省・自衛隊などの関係当局には、この分野での戦力や能力の強化を進めて頂きたい、と切に願っております。

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