みんなの畑の日記~農業実践教室

フォトシンセシスが運営する農業実践教室の講義の内容、様子を公開。週末を活かして野菜作りを学びたい方に。

農業実践教室第13期:~土曜コース&水曜コース、野菜残渣で堆肥づくり

2012-09-06 12:44:45 | Weblog

農業実践教室第13期は秋冬野菜コースです。

毎年そうですが、秋冬野菜コースは、土づくりについてかなり時間を割いて講義をします。

有機農業といえども、畑の手入れ&土づくりなしに野菜をただ作るだけですと、畑はだんだん傷んできます。

でありますので、農業実践教室は、野菜を育てることと並行して土づくりを行っています。

 

土づくりの一つのアプローチ方法が堆肥づくりです。

堆肥には、牛糞堆肥、トンプン堆肥、馬糞堆肥、稲わら堆肥、もみがら堆肥などイロイロあります。

これらはそれぞれ「生産者」から原材料を調達する必要がありますので、生産者とのルートがない人は、最初ちょっと苦労するかもしれません。また、堆肥を運ぶトラックがなかったり生産現場から距離が遠いと、難儀です。

そんな方にお勧めしたいのが残渣堆肥づくりです。自分で育てた野菜畑で出た野菜残渣を発酵させて作るのが残渣堆肥です。

残渣堆肥は、何も考えずにただ積み上げて雨ざらし状態で置いておくだけですと、下手すれば腐敗して悪臭が周囲に漂います。腐敗させずに発酵に導くには、ある程度手を入れてあげることが必要です。

教室では、この時期、ちょうど収穫時期を終えてあとは早々に撤去するだけだったインゲンがあったので、それを積み込んで残渣堆肥を作ることにしました。

 

まずは土曜コースの皆さんで、撤去をしていただきました。

さよならインゲン!おいしかったよ~!

 

残渣が発酵しやすいように、皆さんに手を加えていただきます。

取れたてのインゲン残渣だけでは腐敗に走る可能性が大でしたので、積み込むのにちょうどいい塩梅になっていた他の野菜残渣や発酵を促進するための材料を一緒に積み込みました。

特にこーゆーガテン系の作業では、男性の皆さんの仕事ぶりに惚れ惚れしますね。

発酵しやすい状態に整えて出来上がり!

 

土曜の皆さんに積み上げていただいた残渣の山の温度を翌週の水曜日に計ってみました。

60度!!

しっかり発酵しています。

 

撹拌すると、外気温が34度と高温であるにもかかわらず湯気が出ます。

かきまぜている残渣の上の白い湯気、見えますか?

 

でもって、堆肥の中を見てニンマリ

白い菌がたくさん!発酵が無事進んでいる証拠です。

 

 

水曜コースでは、土曜コースに引き続き、残りの残渣をさらに積み込んで発酵を進めることにいたしました。

 

残渣堆肥の山はほぼ倍の大きさになりました。

 

 

この後、このまま腐敗させず発酵がうまく進むようちょくちょく観察しながら皆さんで手を加えていきますよ!

堆肥づくりもまた、皆さんの作業の結果が目に見えて分かる作業ですので、面白いものです。

楽しみにしていてくださいね。

 

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2 コメント

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堆肥それは環境にやさしい完全リサイクルの世界 (たきのさわ)
2012-09-06 22:19:54
私は役立つ工業製品を開発することが人々の幸せにつながるものと固く信じて必死に働いてきましたが、3・11事件で、工業製品が一瞬にしてガレキとなり、かつそれが世の中の嫌われものになっている現実をみて、いったい自分の人生はなんだったろうと思い愕然としてしまいました。
そんな中、この農業教室で、この堆肥のように捨てるものが何もない完全リサイクルの世界がある事を学び、本当に救われました。ああなんて農業は奥深いのでしょう。 合掌! 
土に還ることの素晴らしさ (高橋有希)
2012-09-07 10:09:50
たきのさわさま
コメントありがとうございます。
畑で有機物が土に還元されていくさまを見るにつけて、つくづく自然は良くできているなあと感心します。
今回残渣堆肥の発酵に使った材料は全部廃棄物です。
廃棄物を利用するだなんて、なんだかイイコトをした気分になりますね。

残渣が役に立つことはもちろん、畑で抜き取った雑草の山も、地道に窪地の中に積み上げていたら、凹みを大分カバーして緩やかな坂くらいになってきました。いつの間にか土に戻っているんですね。
それもこれも、微生物のおかげです。微生物とは上手に共存していきたいですね

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