クグロフトの趣味

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映画と煙草  名監督2人

2016-10-12 19:12:13 | 煙草
映画の中には沢山のたばこシーンがある。しかしながらどれもいかにかっこよく吸っているか
つまりダンディズムを描写しているに他ならない。
しかしながら日本の監督でも煙草をこよなく愛した監督がいる。
最初は市川崑監督だがかれは咥え煙草で有名でなぜいつも咥え煙草なのかと聞かれた時
「咥え煙草だと両手が使えるから」と回答したそうだ。全くその通りなんだが 吸うの辞めればいいじゃねと思うのは
私だけだろうか。
もう一人この監督は、煙草をかくも美しき小道具にしました。
小津安二郎といえば 東京物語、秋刀魚の味で有名な映画監督だが、この人も煙草をこよなく愛していた。
人柄はダンディで遊び上手であったと言うが 年老いた母一人と暮らし生涯独身でありました。
俳優の笠智衆(りゅうちしゅう)はこのようなコメントを残しています。
「先生は、煙草がお好きでした。お酒と同じように映画にでてきます。」
「演出では、どこで火を付けてどこで吸ってはくかまで細かく指示されます。酒と煙草 どっちを辞めるかといわれたら
おれは酒を辞めるね」と小津は、笠智に言いのけたそうだ。
小津は、煙草好きの性なのか煙草の吸い方の演技指導までしていた。
小津のそんな煙草好きからか彼の映画には煙草が良く出てくる。
昭和60年の秋日和と言う映画にはパイプまで登場した。
この時の俳優中村伸郎氏も煙草が好きな人で この間永眠なされた永六輔さんからは彼のお葬式に行くと
線香の代わりに煙草が供えらえていたと言う。
ある意味 すごいお人だったみたいな俳優さんですね。
小津映画では、煙草が欠かせないもので俳優は必ず煙草を吸える人が起用された。
彼の映画の常連さんはそんな方ばかりだったようです。
煙草好きな小津はよく脚本を書くために山籠もりをしたそうで 母親が亡くなった次の年の正月に
友人へこんな手紙を残している。
「雪はこんこん ストーブだんだん 外はしんしん 山はがいがい 炬健ぽかぽか たばこぷかぷか 僕はうとうと寝るばかり」
この年享年60歳でなくなった。
彼は、浮草でシガレットをかくも美しく小道具にしたて上げた。
小津安二郎を私のHPで格別に取り上げる理由がここにある。
昭和34年の作品「浮草」最後のシーンで先代 中村鴈次郎と京マチ子が煙草の火を上手に使って
男女の互いの行き違い、心のすれ違いから心のコミュニケーションに成功するシーンがある。
シーンとしてはこんな状況。
咥え煙草で火を探している中村に京マチ子が近寄り火を付けようとするのだが中村は首を水平に振りその火を付けさせない。

が京マチ子が強引に火を付ける事に成功する。
そして会話が始まり そのうち京マチ子が自分のシガレットを取り出し
「ちょっとかして」と中村が吸っている煙草を取りそっと火を自分の煙草に移して吸い始める。

その間は凄い!男女の緊張感というか色香というべきか。
この辺の色香といい 間の取り方といい最も美しい喫煙シーンと評されてます。
このシーンをある評論では煙草でキスをしているようだといったそうです。 私もそう思う名煙草シーンと思う。
どうだろう私もこんな風に自分の吸っている煙草から火を移して吸っていただくような色香のある女性と会ってみたいもんです。
煙草を主点にいろいろな作品を見ていくと面白いですね。


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