クグロフトの趣味

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山本周五郎 曲軒の吸い方

2016-10-15 07:43:34 | 煙草
山本周五郎と言えば「雨あがる」と黒澤監督の「椿三十郎」「赤ひげ」が映画化された原作者です。
山本周五郎には、「曲軒」(きょくげん)というニックネームがありました。
名付け親は、「人生劇場」等を描いた先輩作家の尾崎士郎。
周五郎が住んだ東京大田区馬込(まごめ)一体は、昭和6年頃 有名無名の作家や詩人、画家が多く住み
馬込文士村と呼ばれていました。この頃尾崎の家は、たくさんの同志が集まり酒を飲んで文学論をかわしていた。
周五郎はとにかくつむじ曲がりで人が白と言えば黒と言い時にはつかみ合いの喧嘩をするほどであった。
嫌いなも物も多く 有名なのは「同郷の人が嫌い」狭い日本出身にこだわってどうするという事らしい。
なるほどね。これは俺も同意するわ。交通機関が発達した世の中同郷で馴れ合いなんてゾットする。
次に権力 直木賞、毎日出版文化賞、文藝春秋読者賞も辞退。よって作品には、英雄、豪傑、やくざ者が主人公にはならなかった。
ただし好きな物は、借金で原稿料の前借を大いにした。このような周五郎の愛飲煙草はピースです。
ただしこの方も白秋と同じで二口、三口吸うと惜しげもなく灰皿に捨てた。このような喫煙方法で60本/日である。
周五郎は、「もったいないという人もいるが、このような吸い方が最も美味い。煙草は嗜好品でぜいたく品なのだから
もったいない というのは当てはまらない」
うーん 考え方が違いますね。さすが「曲軒」と言わしめたへそ曲がり。このような吸い方の文豪は北原白秋もそうでしたね。
後パイプ界から代表してヨーンミッケも最後まで吸い切らずに捨ててましたよね。煙草の吸い方を知らんやつらと言っても
この曲軒のこの言葉の前では、力はありません。
要は、その人が一番美味いと思う吸い方がその人にとっては正義です。それを他人がとやかく言う事は
とてもとてもお節介と思うます。
煙草の捨て方も独自性があり 水を張った灰皿と普通の灰皿の二つを用意していた。
火のついた煙草を水灰皿で消し、空の灰皿にすてる。客が2回までこれを守らないと「これでかえってください」と客を追い返した。
たばこの吸い方もこのようなのでこんなエピソードも残した。
編集者と銀座で飲んでいたある夜、「今から神戸へ肉を食いにいこう」いい 一同を夜行に乗せ
神戸に行った。当時新幹線なんかありません。蒸気機関車ですよ 蒸気機関車です。
そして神戸で肉を食い終わったら「さあ東京へかえるぞ」と言いきった。
せっかく神戸に来たのだから近くの京都見物でもと編集者が言うと「俺は京都見物へとは言っていない」と言い名残り惜しそうな
編集者を引き連れ帰ってしまったのだ。
途中でピースからニコチンが少ない理由で敷島に変更している。
そんな彼も1967年享年64歳で肝炎と心臓衰弱で死亡しました。
吸い方にある持論を持った先生でした。


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