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加計学園系列の千葉科学大学:銚子市、加計学園のために払った補助金のせいで「第2の夕張」級の借金地獄に

2017-06-19 22:15:01 | 安倍首相疑獄事件

 

http://buzzap.jp/news/20170616-choshi-kake/より転載

千葉県銚子市、加計学園のために払った補助金のせいで「第2の夕張」級の借金地獄に

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話題の加計学園系列の千葉科学大学のせいで、立地自治体の銚子市が財政破綻寸前にまで追い込まれています。今治市でも同じ事が繰り返されるのでしょうか?

先日からBUZZAP!でも度々報じている加計学園系列の千葉科学大学。この大学は大学を構成する薬学部・危機管理学部・看護学部すべてにおいて偏差値35~40に留まっており、薬剤師国家試験合格実績から見た薬剤師教育の状況も惨憺たるものとなっていることは既にお伝えしたとおり。

そんな千葉科学大学の現在の学長を務めるのは第2次安倍内閣において内閣官房参与(2014年4月~2016年9月)に就いていた木曽功氏であり、現在も前川前事務次官への圧力の有無に関して加計学園問題の渦中の人物のひとり。

さらには萩生田光一官房副長官、江島潔参議院議員(安倍首相の地元である下関の元市長)、井上義行参議院議員(第1次安倍内閣時の首相補佐官)らが落選期間中などに客員教授を努めていたなど、安倍政権と加計学園の結節点とも言える大学です。

この千葉科学大学が開校したのは2004年の事ですが、そこには今回の岡山理科大学の獣医学部新設問題と極めて似通った構図が存在していました。そして、その構図が立地自治体である銚子市を財政破綻寸前というレベルの借金地獄に叩き落としているのです。

◆千葉科学大学開校の経緯とは?
千葉科学大の誘致を行ったのは野平匡邦元銚子市長。この人物は銚子市で育った後に自治省を経て岡山県副知事を務め、2002年には加計学園系列の岡山理科大の客員教授に就任しました。

そしてこの年の7月に千葉科学大の地元誘致を訴えて銚子市長選を戦って初当選を果たしたのです。その結果2004年に千葉科学大学は開校し、現在に至ります。

つまり、野平氏は加計学園の本拠地である岡山県の副知事から加計学園の運営する岡山理科大学で客員教授という地位に就き(公式サイトによると現在も客員教授)、同じ加計学園の千葉科学大学の誘致という大きなお土産を携えて銚子市長となったということになります。

政治家が加計学園に客員教授などの立場でお世話になる。また、加計学園にお世話になった人物が政界に進出する、返り咲くという前述の濃密な構図がここでも繰り広げられています。

◆誘致のために銚子市が多額の補助金を負担するハメに
しかし、この実現のために銚子市が加計学園に提供した補助金は92億円にも上っており、さらには市有地9.8ヘクタールを無償貸与することを余儀なくされました。しかし金額があまりに大過ぎるとして再交渉が行われた結果、加計学園が補助金14億6千万円を返還することで市と合意。

市側はさらに約8億円の辞退を要請し、加計学園が市民に貢献できる施設を建設することに協力することになりましたが、この約束は未だに果たされていません。加計学園側は2014年に看護学部を設置した際、津波の避難に対応できる高い建物を建設。万一の時に地元の人もここに避難できるから、約束した『市民への還元』にあたると主張しています。

また、野平市長(当時)は「半分は国から持ってくると約束した」と約束したもの結局びた一文持ってくることはできず、全額が銚子市の財政負担となりました。

要するに、加計学園の客員教授が加計学園系列の千葉科学大学を銚子市の多額の補助金で建てさせ、土地も無償貸与させたということ。結局はやすく好条件で大学を作れた加計学園のひとり勝ちとなり、そのツケを銚子市、ひいては銚子市民が払わされているのです。

◆いったい負担はどれほど大きいの?

もちろん誘致に当たって大学誘致の経済効果は69億円、財政効果79億円とされましたが、2014年に市が試算した経済効果は約21億円、財政効果は約14億円にとどまっています。

そんな中で千葉科学大への補助金支払いのための借金の利子を含めた返済額は84億円にも上っています。毎年約4億円を返してきましたが、14年度末で約44億円もが借金として市の財政を圧迫しています。

このため銚子市は斎場の使用料金を6千円から1万2千円と2倍に値上げし、ゴミ袋の値段も1.5倍に。2008年には市立病院の経営危機が起き、市職員も市長など特別職の給与を減額するなどして支出削減を図っていますが、17年度には北海道夕張市に続く財政破たんに瀕するとされており、まさに「第2の夕張」と呼ばれる事態に陥っているのです。

(Photo by Japanexperterna.se

さらには千葉科学大学の卒業生らの多くも銚子市に残ることはなく、こちらも期待されていた人口増には繋がっていません。

こうした状況の中、2017年4月23日の市長選で野平氏は返り咲きを狙って「国家戦略特区で(加計学園の)水産・獣医学部の新設」を掲げていました。その途中で森友学園問題から家計学園問題にまで飛び火が予測される事態となり、この公約は取り下げ。結果的にはダブルスコアで現職だった越川信一氏が再選を果たしました。

◆今治市のケースとの類似点
千葉科学大学の開校と岡山理科大学の獣医学部新設で非常に似通っている点は、立地自治体の大きな負担です。愛媛県今治市は、学校用地として約17万平方メートルを約36億7400万円で市土地開発公社などから買い戻し、加計学園に無償譲渡することを決めています。

これに加えて愛媛県と今治市で校舎建設費の総額192億円のうち、最大96億円を助成することも決まっています。このうち愛媛県は最大で32億円を、今治市は64億円を負担することになります。

このまま岡山理科大学獣医学部が新設されたとしても、他大学獣医学部の平均の3倍という定員160人が集まらなければ大学は経営難に陥り、当然ながら地域振興に繋がる経済効果も期待できません。当然ながらそのツケは今治市と今治市民に重くのしかかることになります。

現時点でも今治市の財政はこちらも「第2の夕張」が懸念されるほど悪化しており、下手をすれば財政破綻のトリガーともなりかねません。

加計学園の大規模な「補助金ビジネス」が、その補助金の担い手である立地自治体とその市民の生活を圧迫し、崩壊させる可能性があるとすれば、おいそれと見逃すわけにはいかないのではないでしょうか?

首相“お友達大学”で補助金トラブル、千葉・銚子市長選で「水産・獣医学部」新設話も〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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