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【加計疑惑】 「総理・内閣府主導」の枠組み、と明記されてる!!~「今治市議会、11月10日議員協議資料”国家戦略特別区域の概要”」

2017-05-25 23:35:52 | 安倍首相疑獄事件

自動代替テキストはありません。

黒川敦彦さんFBより

これ今治市議会、11月10日議員協議資料。

「総理・内閣府主導」の枠組み、って、明記されてる。

...

総理主導で、11月10日の時点で、加計学園は今治の建設用地をボーリング調査、

この資料のスケジュールで、平成30年4月に開学予定と、計画されてる。

今治市の資料のいたるところに、内閣府主導、内閣府主導と連呼されている。

また、「総理のご意向」資料には、加計学園ありきで進めているように誤解されては困る。と書かれている。

どう見ても、合わせ技一本だろ。

総理主導で加計学園の獣医学部設立が実行されようとしてる。

しかもたちが悪いのは、総理主導で、お金を出すのは今治市。

完全に安倍総理と加計孝太郎のカツアゲです。

国家戦略をかたった、地方自治体へのカツアゲ。

こんなこと許されるでしょうか?

 

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【加計疑惑】 「証人喚問に出る」 制御不能の前川前事務次官爆弾証言でいらだつ安倍官邸 〔AERAdot. 2017.5.25〕

2017-05-25 21:43:48 | 安倍首相疑獄事件

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AERA dot.
  https://dot.asahi.com/wa/2017052500085.html

「証人喚問に出る」 制御不能の前川前事務次官爆弾証言でいらだつ安倍官邸

(更新 2017/5/25 18:22)
 
記者会見する前川喜平・前文部科学事務次官(撮影/編集部・小泉耕平) 記者会見する前川喜平・前文部科学事務次官(撮影/編集部・小泉耕平)
 

「証人喚問があれば、参ります」

 安倍晋三首相の40年来の“腹心の友”である加計孝太郎氏が理事長を務める学校法人「加計学園」(岡山市)が愛媛県今治市の国家戦略特区に獣医学部を新設する問題で新展開があった。

 内閣府が文部科学省に「総理のご意向」などと伝えた文書の存在を認めていた前川喜平・前文部科学事務次官が25日、都内で記者会見し、自民党が拒否している証人喚問に応じる意向を示した。

 さらに「文科省の立場で私が受け取った文書に間違いない」と改めて証言し、安倍政権の弁明と真っ向から食い違う爆弾証言をしたのだ。

 文書について松野博一文部科学相が「存在は確認できなかった」と発表したことについて、前川氏は「答弁は大変残念。大臣や関係者を含め、そう言わされるふうに追い込まれてしまったのではないか」とも話した。当時、大学認可の権限を持つ文科省の事務方トップだった前事務次官の会見は自民党に衝撃を与えた。

 加計学園と安倍首相の問題を特報したのは「週刊朝日」(3月17日号)。「第2の森友学園疑惑」として、今治市内に新設される岡山理科大獣医学部の用地として土地を無償で譲渡するとした市の2016年度補正予算案の内容や、「国家戦略特区」事業として異例のスピードで新設が認められた経緯、加計学園の加計氏について安倍首相が「どんな時も心の奥でつながっている友人」(2014年5月)と評するなど親密ぶりを報じた。

 その後、朝日新聞が5月17日、文科省の内部文書とみられるA4判8枚の資料の存在を報道し、事態は急展開した。

 内閣府の担当者が計画の早期実現について「官邸の最高レベルが言っていること」「これは総理のご意向だと聞いている」などと発言したことが克明に記録されていたのだ。

 文書について文科省は「存在は確認できなかった」と発表したが、前川氏は朝日新聞の5月25日付朝刊で、「文書は本物です」とその存在を認めた。さらに会見では、獣医学部の新設については加計学園を前提に検討が進んだことに「行政がゆがめられた」と語った。

 森友学園の「忖度(そんたく)」問題に続き、安倍首相の“お友だち”人脈から次々に出てくる疑惑に安倍首相の苛立ちも伝わってくる。ある自民党幹部はこう話す。

「森友学園、加計学園の疑惑が長引き、安倍さんは周辺に『鬱陶しい気分だ』と漏らしている。サミットから戻ってから対応を協議する予定だったが、事態が早く動き出した」

 自民党内の受け止めも二分されている。別の幹部はこういう。

「加計学園しか取れない新設の条件なんだから、40年にわたる悪友関係の安倍首相と加計氏のあうんの呼吸で便宜を図ったのは明白。明らかに政治的な動きがあったはずだ」

 政府の圧力に屈しなかった前川氏は、世界的な産業用冷凍冷蔵機器メーカー『前川製作所』の御曹司で、妹は中曽根弘文元外相に嫁いでいるという。

「官邸のコントロールが利かない人物」(前出の幹部)

 一方で、別の幹部は強気にこういう。

「背景には文科省の権力闘争があり、天下り問題で処分を受けた前川の官邸への恨みが生々しいこともあり、文書が本物だとして、どれも間接的な表現にとどまり、結局は忖度話になる。野党がいくら騒いでも、うやむやに終わるだろう」

 読売新聞は朝日新聞が加計文書の存在を報じた5日後の22日、前川氏が文科省に在職中、援助交際の交渉の場になっている東京都新宿区歌舞伎町の出会い系バーに、頻繁に出入りしていたと報じた。それについて前川氏は会見でこう疑問を呈した。

「行ったことはある」と認めたうえで、「テレビの番組でこういったバーで働く女性について紹介していて、実態を聞いてみようと(行った)。ここで働いている女性たちは、親が離婚してるひとが多いとわかり意味があった。読売新聞がなぜ報じたのか」と疑問を呈した。

 安倍首相がサミットから帰国後、前川氏の証人喚問は行われるのか。注目だ。

※週刊朝日オンライン限定記事

 

 

 

 

 

 


【加計疑惑】「総理のご意向」文科省より先に知っていた今治市役所 〔田中龍作ジャーナル 2017.5.25〕

2017-05-25 20:48:43 | 安倍首相疑獄事件

http://tanakaryusaku.jp/2017/05/00015908より転載

【加計疑惑】「総理のご意向」文科省より先に知っていた今治市役所

前川喜平・前文科省事務次官。「(総理のご意向文書が)あったものをなかったとは言えない」「行政が歪められた」と話した。=25日、日本弁護士会館 撮影:筆者=

前川喜平・前文科省事務次官。「(総理のご意向文書が)あったものをなかったとは言えない」「行政が歪められた」と話した。=25日、日本弁護士会館 撮影:筆者=

 加計ありきで開校を急がせた「総理のご意向」―― 昨年9月26日、内閣府がそれを文科省に通告するより半日も前に、今治市役所の誘致担当責任者が市議会議員に「平成30年4月開学を目指して…」と説明していたことが分かった。

 この日は内閣府審議官が「官邸の最高レベルが言っていること」として文科省に「30年4月開校」を迫った日でもある。

 「ご意向文書」の存在を明らかにした文科省の前川喜平・前次官は「内閣府の回答(上記通告)は最後通告だった。与党の議論も要らないということだった」と振り返る。(25日、弁護士会館で記者会見)

 内閣府審議官が「4月30日開学」を文科省に催促したのが、9月26日午後6時30分。ところが、加計誘致を主管する今治市企画課が市議会議員に説明したのは、半日近く早い同日の午前9時58分だった。

 朝一番の会議であるから、今治市と内閣府は少なくとも前日夜までに示し合わせていたことになる。加計学園のために今治市と内閣府が2人3脚で計画を進めていたのだ。

 あと1年半に迫る「30年4月」を開校の期限としたのは、加計学園に絞り込むための条件だった。

 前川前次官は「文科省で審査しない限り作れない。『いつ大学を作る』は、本当は言えない。文科省が認可を行う事業だから」と述べ、文科省の頭越しで安倍首相と内閣府が、加計学園獣医学部の開学スケジュールを決めたことに悔しさをにじませた。

今治市企画課・秋山直人課長(マイク持つ)。内閣府と密接に打ち合わせている地方役人だ。=4月23日、今治市 撮影:筆者=

今治市企画課・秋山直人課長(マイク持つ)。内閣府と密接に打ち合わせている地方役人だ。=4月23日、今治市 撮影:筆者=

 「総理のご意向」が示された9月26日、今治市議会の国家戦略特別委員会が開かれた。

 自民、公明などの市議会議員11人が出席した。うち2人は日本会議の会費を政党活動費から払っていたことが、情報公開請求で明らかになっている。

 同委員会はこれまでに16回開かれているが、うち4回は秘密会議という代物だ。「総理のご意向」が内閣府から文部省に伝えられた9月26日の委員会は、公開となった。

 市民一人が傍聴し議事録も残っている。加計誘致を主管する企画課の秋山直人課長が「平成30年4月の開学を目指して、スピード感を持って臨んでまいりたいと考えております」と委員会の市議会議員たちに説明した。

 傍聴していた今治市民の山本征洋さんは筆者に「秋山課長はすでに決まったような口調で話していた。加計ありき、安倍ありきで進んでいるのが手に取るように分かった」と語った。

  ~終わり~

 

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とんでもない事になって来た安倍首相の加計学園疑惑 〔新党憲法9条 天木直人〕

2017-05-25 18:42:04 | 安倍首相疑獄事件


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すさまじいことになってきた。前川喜平元文部科学事務次官の証言。

安倍総理やわたしと同い年だ。ここまで行政のルールが歪められていて、さすがに黙っていられなかったのだと推察する。束になって、巨悪と対峙してほしい。

 第2次安倍政権から変質した国家戦略特区において、教育と医療は最大の被害者とされる。文科省は、ほんとうに頭に来ていたのだと思う。

トップダウン型の特区と安倍総理の無理筋の意向。

ローカルアベノミクスの混迷の背景には、いまの日本の地方の苦悩ともがきがある。

地方創生大臣が、石破氏から安倍氏とのつながりが深い山本氏に代わった途端異変が起きたというのもうなずける。


・・・・

天木直人さんがここまで書く。わたしも同じ感慨を抱く。(永田 浩三)

 

新党憲法9条 http://kenpo9.com/archives/1526

とんでもない事になって来た安倍首相の加計学園疑惑
2017年5月25日   天木 直人

 ついに官僚のトップが加計学園疑惑に関して衝撃的発言をした。

 今年の一月まで文部科学事務次官をつとめた前川喜平氏が、朝日新聞の取材に応じ、内閣府から文科省に「総理のご意向」などと伝えられたと書かれた文書は本物だと言わんばかりの証言をしたのだ。

 きょう5月25日の朝日がこれを一面トップで大きく報じた。

 とんでもない事になってきた。

 官僚のトップが正体を明かして安倍政権に反旗を翻した事は前代未聞だ。

 これは、前川氏が覚悟を決めたということであり、文科省という官僚組織が謀反を起こしたということだ。

 大手新聞が倒閣に動くという事は、いまのメディアにしては異例だ。

 いくら安倍首相が、「朝日新聞に勝った」とトランプ大統領に豪語しても、メディアが本気を出せば安倍1強でさえもろい、ということだ。

 実際のところ、加計学園疑惑で明らかになった安倍首相の国民に対する裏切りは、森友学園疑惑の比ではない。

 朴槿恵大統領の弾劾に負けないほどの、国家権力の私物化だ。

 安倍・菅暴政コンビは慌てているだろう。

 もちろん、それでも安倍・菅政権は倒れない。

 あらゆる権力を駆使して加計学園疑惑をもみ消すつもりだ。

 しかし、国民の中に芽生えた不信と怒りは消えない。

 その不信と怒りを、発売中の写真週刊誌フラッシュ(6月6日号)が見事に表現している。

 これは、安倍と加計という二人の「男たちの悪巧み」だと。

 言い得て妙だ。

 写真週刊誌に「悪だくみ」と言われるようでは安倍も加計もお終いだ。

 安倍首相とトランプ大統領のどちらがはやく政権を投げ出すだろうかとメディアが報じるようになったら本当のお終いである(了)

 

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 加計孝太郎   三井住友銀行副頭取・高橋精一郎  安倍晋三  鉄鋼ビルディング専務・増岡聡一郎

 

 


「総理のご意向文書は本物」文春の前次官証言報道で新聞・テレビが一斉取材へ! 一方、官邸は「口封じ逮捕」で恫喝 〔リテラ 2017.2.4〕

2017-05-25 01:31:42 | 安倍首相疑獄事件
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////////////////////////////////////////////////////////////////////// 週刊文春 2017年6月1日号////////////////////////

 

http://lite-ra.com/2017/05/post-3188.htmlより転載

「総理のご意向文書は本物」文春の前次官証言報道で新聞・テレビが一斉取材へ! 一方、官邸は「口封じ逮捕」で恫喝

2017.05.24
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25日発売の「週刊文春」中吊り広告
 

 本サイトが報じた通り、明日発売の「週刊文春」(文藝春秋)が元文科省事務次官・前川喜平氏のインタビューを掲載していた。タイトルは、ずばり〈「『総理のご意向』文書は本物です」文科省前事務次官独占告白〉。

 本サイトでは、読売新聞が22日の朝刊で前川氏の「出会い系バー通い」報道が「官邸による加計学園問題の実名告発ツブシの謀略」であることを伝え、さらに官邸が「週刊文春」と「週刊新潮」の両誌にも出会い系バー通い疑惑をリークしたものの、「どちらかの週刊誌が前川氏の言い分を全面的に掲載し、官邸の謀略の動きを暴く」と報じたが、その通りとなったのだ。

「週刊文春」の記事は、文書では見えてこなかった省庁間の子細なやりとりや経緯が前川氏によってあきらかにされており、国家戦略特区による獣医学部新設がいかに加計学園ありきで進められたのかを裏付ける証言になっているという。

「『週刊文春』は、前川氏の告白を6ページにわたって紹介。そのなかで前川氏は、タイトル通り、一連の文科省作成の文書が『本物』であると断言しているのはもちろん、前川氏自身もいくつかの文書を保管していることや、それらを作成した担当セクション名やどういうシチュエーションで前川氏に渡されたのか、さらには『総理のご意向』と内閣府から突きつけられ、プレッシャーを感じたことなどを語っているそうです」(週刊誌関係者)

 また、前川氏は読売新聞の「出会い系バー通い」疑惑にも言及し、その事実を認めた上で“違法な行為はしていない”と話している、という。

 一方、「週刊新潮」のほうは、問題の「出会い系バー」で取材を行い、前川氏の買春疑惑を報道。しかし、決定的な証拠などは書かれておらず、逆に読売の情報元は官邸であり、下半身スキャンダルによって前川氏に報復するとともに、前川氏の実名告白を報じないようマスコミを牽制する目的であったことを報じているという。

「リテラが記事に書いていたように、『週刊新潮』も読売の露骨な記事を見て、官邸の情報にそのまま乗っかることを避けたようですね。あと、前川氏の出会い系バー通いは事実だったようですが、“未成年を買春した”などの違法な話は出てこなかったらしい。これでは記事になりませんからね」(同前)

「総理のご意向文書は本物」文春の前次官証言報道で新聞・テレビが一斉取材へ! 一方、官邸は「口封じ逮捕」で恫喝の画像2
前川氏の世田谷区の自宅前には複数の新聞、テレビ記者が張り込み中。彼らは真相を報じることができるのか…

 そして、この「週刊文春」の前川氏の告白や、「週刊新潮」の路線転換を受けて、前川氏の実名証言をつぶしていた新聞やテレビの空気も変わりつつある。実はいま、前川氏のもとには新聞、テレビの取材が殺到しているのだという。

 前川氏の代理人や知人を通じたアプローチはもちろん、世田谷区の住宅街にある前川氏の自宅に行ってみると、多くの新聞、テレビの記者が入れ替わりやってきて、外出中の前川氏が戻ってこないかチェックしていた(写真)。ちなみに、新聞は読売をのぞく全社、テレビもテレビ朝日TBSフジテレビが取材に動いているという。

「もちろん、いま、マスコミの目的は読売がやった前川氏の“出会い系バー通い”でなく、文春と同様、『“総理のご意向”文書は本物』と証言してもらおうというものですNHKやフジテレビなんて、前川氏のインタビューまで収録しながら、官邸の圧力で潰されてますからね。現場には相当不満がたまっている。『赤信号、みんなで渡れば怖くない』とばかりに、各社が一斉に前川証言を報道する可能性もある」(全国紙政治部記者)

 しかし、このメディアの動きを官邸が黙って見ているわけがない。「いままで見たことがないくらいの、それは凄まじい発狂ぶり」(官邸担当記者)で、マスコミ各社の上層部から官邸記者にいたるまで恫喝しまくっているという。

 しかも、その際、官邸幹部らはこんなセリフをちらつかせているのだという。

「前川がパクられたら、どうするつもりなんだ。犯罪者の証言を垂れ流したことになるぞ」

 どうやら官邸は前川氏を口封じにために逮捕するつもりらしいのだ。15年前、検察の裏金を実名告発しようとした三井環大阪高検公安部長(当時)が逮捕されたのと全く同じことが再現されようとしている。

「読売の記事や『週刊新潮』の取材からも出会い系バーの問題では逮捕なんてできそうにないけれど、なりふり構わない安倍官邸のこと、でっち上げでもなんでも仕掛けてくるでしょう。それで、各社とも上層部がまだ首を縦にふらないらしい。前川氏も警戒して弁護士をつけ、一旦、姿を隠してしまった」(文部科学省関係者)

 前川氏は不当逮捕されないためにも、むしろ積極的にマスコミの取材に応じるべきだが、問題は新聞・テレビだ。このまま官邸の恫喝に屈するのか、それとも撥ね返すのか。──その結果は明日の新聞や夜のテレビ報道で判明することになるだろうが、このまま官邸の圧力に負けて言いなりになっていいわけがない。

 そもそも今回の内部文書の出所は複数あると見られており、今後もどんどん「証拠」が出てくることは必至だ。事実、きょうは民進党が、国家戦略特区諮問会議が獣医学部新設を認めた昨年11月9日の前日に文科省でやりとりされていたメールのコピーを公開。そこには「大臣及び局長より、加計学園からに対して、文科省としては現時点の構想では不十分だと考えている旨早急に厳しく伝えるべき、という指示があった」と記されており、獣医学部の設置条件に合うように文科省が加計学園に“特別な入れ知恵”を行っていたことが判明した。

 また、同じく本日、安倍首相に加計学園から金が渡っていたことも発覚。日刊ゲンダイによると、安倍氏は過去に加計学園グループである学校法人広島加計学園の監事を務めており、1999年度分の「所得等報告書」によると、その報酬として14万円ほどを受け取っていたと報じている。

 掘れば掘るほど疑惑が山積みとなり、問題が浮き彫りになっていく加計学園問題。そのなかでも、文科省事務次官という官僚のトップとして加計学園の獣医学部新設にかかわってきた前川氏の証言は極めて重要であり、こうした内部告発者に報復がくわえられるようなことは絶対にあってはならないだろう。下劣な官邸に対し、マスコミには徹底抗戦を期待したい。