言の葉花壇

何度呟いても美しい日本語に、今日もマナ女とカナ女がにぎやかに勝手なおしゃべりをします。お気に入りを是非見つけてください。

藤浪の

2017年05月05日 | 万葉集
第 0330
◆ ◆ 防人司佑 大伴四綱 歌二首
藤浪の 花は盛りに なりにけり 平安の京を 思ほすや君
大伴四綱 ◆ ◆
     
万葉集 第三巻 より

::: 読み :::

ふぢなみの はなはさかりに なりにけり ならのみやこを おもほすやきみ

::: 意訳 :::


藤の花が咲いて真っ盛りになりました。奈良の都を恋しく思っておられるのでしょうね。あなた様。

 大伴四綱(おおとものよつな)が、九州の太宰府で、 防人司佑(さきもりのつかさのすけ)の役職だった時に詠んだ歌やね。
 最後の 「君」 は上司の大伴旅人のことを指しているんやね。
 題詞に歌二首とあるようにその前の歌 第329番 には、
やすみしし 我が大君の 敷きませる 国の中には 都し思ほゆ
とあるように、とても都を恋しがっている様子がうかがえるわね。
この歌も 「ねぇ、旅人様も都を思って恋しいんでしょう♪」 と言ってるんやね。
それに対して、旅人は次の 第331番 で、
我が盛り またをちめやも ほとほとに 奈良の都を 見ずかなりなむ
などと応じて返しているわね。
四綱旅人が都に帰る送別の宴でも
月夜よし 川の音清し いざここに 行くも行かぬも 遊びて行かむ(571番) と詠んでるわね。
 オ~~宴会部長!

 


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