言の葉花壇

何度呟いても美しい日本語に、今日もマナ女とカナ女がにぎやかに勝手なおしゃべりをします。お気に入りを是非見つけてください。

愛し母に

2017年02月22日 | 万葉集
第 4392
◆ ◆ 天平勝宝7年2月に、筑紫に派遣された防人の歌。
天地の いづれの神を 祈らばか 愛し母に また言問はむ
大伴部麻与佐 ◆ ◆
     
万葉集 第二十巻 より

::: 読み :::

あめつしの いづれのかみを いのらばか うつくしははに またこととはむ

::: 意訳 :::

天と地の間にいらっしゃる、どの神様に祈ったら、いとしい母とまたお話ができるだろうか。

 

::: 備考 :::

二月の十六日、下総(しもつふさ)の国の防人部領使(さきもりのことりづかひ)少目(せうさくわん)従七位下県犬養宿禰浄人(あがたのいぬかひのすくねきよひと)。進(たてまつ)る歌の数二十二首。ただし、拙劣(せつれつ)の歌は取り載(の)せず。


 国司の役人、県犬養宿禰浄人(あがたのいぬかひのすくねきよひと)が提出した二十二首のうちの一首で、作者と思われる大伴部麻与佐は埴生郡(現在の千葉県内)の人やね
枕詞に天平勝宝7年2月(西暦755)に、筑紫に派遣された防人の歌とあるわね。 当時、日本国中から北九州に国防のため多くの若者が派遣されていたんやね。
 苦しい兵役についたら、やっぱり故郷が恋しい、両親が恋しい、特に優しい母親に会いたい気持ちが特別やろうね。
「早く逢わせてください」と、きっと、毎日、毎日、あらゆる神様に祈っていたんやろうね。

 

 

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