アコギとフォーク

アコースティックギターとフォークソングに関係する身近な話題をあれこれ綴ってみます。

Gibson 1967 J-45 到着

2016-07-30 07:48:52 | ギター
先日購入したJ-45が昨日無事に送られて来ました。宅急便のサービスセンター止めにしてもらって会社帰りに受け取ってそのままカラオケボックスで試し弾きをしてみました。

何と言っても吉田拓郎さんのJ-45の復刻版と言ってもいいギターですからいい音がするはず。拓郎さんがLiveアルバム「 ともだち」を録音したのが1970年頃なので1967年からは3年しか経っていない時期です。だから私のギターとそんなに変わらないはずです。もちろん弾き手の技術が相当違いますが。
そういうことで期待しながらカラオケボックスで拓郎さんの曲を演ってみました。

弾いてみての感想は、まず何と言っても39mmネックの細さでしょう。どのコードを押さえても上下の弦に指が触れてしまいます。1時間ほど弾きましたがこの細さにはなかなか慣れることは難しいと思います。これ1本ならそのうち慣れるでしょうが、何本かを弾いてるとなれないでしょうね。

次ネックの角度。これは現行品の17度に対して14度だそうです。見た目で少し角度がないなという感じは受けます。これがテンション感を緩めてるみたいで音色にも表れています。
ギブソン大好きな方じゃなければ違いは分からないとは思いますが。



次はフレット。これは幅広のものが付いています。これも雰囲気が出てていいですね。多分音には影響はないと思いますが。

そしてピックガード。ぱっと見れば普通のラージピックガードですが、大きさが少し小さいそうです。これも拘りの部分です。

ここまで拘っているのにピックガードの模様は60年代の墨流しの厚めの物は再現出来なかったそうです。ここが非常に残念なところです。
もし墨流しのピックガードが手に入ったら交換してもいいかなと思います。
たまにヤフオクで出品されてるんですよね。


目に見えない部分だと、ブレーシングは初めから鳴るようにスキャロップされてます。これはThe 59も同じでした。これもちょっと残念かな。
もう一点非常に大きな構造上の違いがAll Solidいわゆるオール単板という点です。
1967年のオリジナルサイドに合板使われてますが、この復刻版オール単板仕様です。これはこれでいいのかなとは思います。

このギターはいろんな問題があるのでしょうが、どこにも吉田拓郎さんモデルとは記載されていませんあくまでも1967年のJ-45を復刻したというものです。まあ、1967年のJ-45を特別視しているのは日本だけでしょうから。

黒のJ-45だと斉藤和義さんの1968年が有名ですし、1964年のTexanはポールマッカートニーで有名ですよね。
日本では、そしてフォーク世代には1967年のJ-45特別なんですよね。

幸運にも今回このギターを入手出来ましたので心行くまで楽しみたいと思います。
その内ネックの細さも弾きやすさに変わってくるでしょう。
さあ、もう一度拓郎さんのカバーでもしましょうか。

Gibson 1967 J-45 (2)

2016-07-28 08:16:57 | 日記
昨日購入した1967 J-45。

先日ショップで弾かせてもらった感想は以前にこのブログで書かかせてもらいましたが、なんといっても一番の特徴はネックグリップが極端に細いことでしょう。
ビンテージの1967年モデルをCADで採寸したとのことなので当然と言えば当然なんですが、本当にビンテージギブソンの感覚です。

ネックに関しては太さがある方がしっかりした太い音が出ると言われていますし、事実私のお気に入りのThe 59はそのとおりの音がします。

今回の1967モデルはというと、その反対のナローネックを再現していますので音は軽やかでした。でもしっかりと芯のあるギブソンらしい音で鳴ってました。
おそらく弾き語りをするのであればよくなじむのではないかと思っています。

今回のリイシューで残念なのはピックガードです。これは黒澤さんのホームページなんかにも書かれていることですが、ピックガードの質感がビンテージ品とは全く違います。分かりやすく言うとちょっと安っぽいかなと思います。
本当のビンテージ品は厚めの墨流し風のものがついていますが、今回のものはやっぱりちょっとって感じです。
それ以外は非常に良く出来ているそうななのでその1点だけが残念です。

今回Guildを手放したので、今私が持っているギターはすべて近年ものばかりになりましたが、それはそれで今後がたのしみということでいいんでしょう。ただ、あまりにもJ-45ばかりになってきたのでバラエティーという意味では単調になってしまった感があります。
次回また新たな1本を購入できるチャンスがあれば次はMartin D-35あたりを狙いたいと思っています。



J-45 1967モデル購入しました。

2016-07-27 17:54:49 | ギター
先日売りに出していたGuild D-55の1976年物が無事に売れました。
ちょっと気がかりな点があったので心配していましたが、無事に次のオーナーさんの元に嫁いで行きました。

Guildが売れたら買う予定でちょっと長めにホールドしていただいていたJ-45を何とか購入することが出来ました。何はともあれ良かったです。

Guildは思ったよりいい値段で売れたので実質的な持ち出しも少なくてすんだのが嬉しいですね。

明日には東京を発送してくれると事なので金曜日には手元に届きます。さてさて楽しみなことです。週末はギター三昧の予定です。

ところで、2010年にギターを再開してから毎年ギターの数が増えていましたが、去年の11月に斉藤和義さんのモデルを買ってからは新しい仲間は増えていませんでした。理由はまだローンが残っているからなんですが、9月にはThe 59のローンが終わるし、12月には斉藤さんモデルも終わる予定なのでそろそろムズムズしてました。

ちょうどいいタイミングで今回のJ-45が出てきたのでグッドタイミングでした。また、Guildを下取りに出したことで購入がし易くなったことも事実です。

今回はショップの方に非常に良くしていただいたおかげでいいギターが手に入りました。
感謝、感謝です。


Guild D-55NT売却(2)~ 売却資金でJ-45???

2016-07-20 17:07:43 | ギター
先日このブログに書きましたが、とうとうGuild D-55NTを売却する前提で東京のショップに送りました。
買取りにしてしまうと思いっきり安くなりますので、委託販売形式で売却しようと思っています。今回委託販売をお願いしたので私の行きつけのお店で気心が知れているので安心してお任せしています。
まだ、販売額をいくらにするのかが決まっていないのですが、委託手数料15%があるので手取り額は少なくなります。まあ、そこそこの値がついてアコギ好きの方の手に渡ればいいかなと思っています。

私は過去5年間で16本のギターを購入しましたが、一度手に入れると手放さない性質なので売却するのは初めてです。もちろん下取りにも出したことはありません。(甥っ子にあげたことはありますが、)今回は手元から離れる初めての1本になります。

ただ、今回の売却で得たお金を元手に昨年発売された「Gibson 1967 J-45」を購入しようかなと思っています。

このギターは発売当初からすごく気になっていれ、すぐに売り切れるだろうと思ってました。でも案外売れてないんですよね。やっぱり吉田拓郎さんの神通力も薄まっているんでしょうか?
斉藤和義さんのモデルはあっという間に完売だったんですけどね。まあ、1967 J-45にはどこのも吉田拓郎モデルとは書いていませんけどね。

私としては本物のビンテージも視野に入れていますが、新品でもいいかなという気持ちが強くなってきています。

一度お店で弾いたことがありますが、39mmのナローネックとアジャスタブルの組み合わせはなかなかいい感じでした。14度のネック角度についてはテンションが緩いんでしょうけど、私の感覚では分からなかったです。でも全体としてはいい感じでした。なんといっても、オール単板ですし、ブレーシングがスキャロップされてるので最初から結構鳴るんだそうです。

Guild が上手く売れれば買っちゃおうかな。