ごきげん練習帳 〜自分トリセツの作り方〜

自分と人生を楽しむための”セルフ・コーチング”ノート

家族の「LINE」会話から思ったこと

2013年05月22日 | ●言葉と文章

 

先日、娘が東京に帰省した折り、

弟たちに勧められてガラケーをスマートフォンに変えました。

娘は、仕事ではスマートフォンを持たされていたのですが、

自分自身の携帯電話は、いまだにガラケーだったのです。

 

これで、家族6人全員、自身の携帯がスマホになりました。

 

そこで、長男が、それまでにもあった、

家族のLINE(ライン)のグループを一新。

(LINEは通信用のアプリケーションです。詳細はこちら

 

喜んだ夫が、毎朝、散歩の途上で撮ってくる花の写真を

家族のライングループにアップし始めました。

 

ほかにも、ちょっとした用事や気づきを

このラインにアップ。

にわかに、ラインでの家族の会話が

にぎやかになりました。

(もっとも、発言の割合は、年齢に比例するようですが……)

 

 

ラインの会話では、文字に負けずに写真、

そして「スタンプ」が登場します。

文字情報以外のこうした情報を送ることが、

ラインだとものすごく速いのです。

 

ちょっと前までは少ししかなかったスタンプも、

あっという間に種類が増えました。

 

スタンプとは、要するに絵文字のでっかいイラスト版、

みたいなものです。

嬉しい! やったね! 困った、 愛してる……など、

色々な感情を、一つのイラストで表現してあるので、

それをポンと送れば、

文字を書かなくてもすむ、便利で楽しい道具です。

 

 

わが家の会話では、

リアルでも、メールなどでも、

結構、ジョークや言葉遊びも飛び交います。

そこに、ラインでは、

スタンプの応酬というシーンも加わりました。


で、先日、一時スタンプのまさにラリーが続いたときのこと。


「おお、言葉がなくても、会話が成立するじゃん!」

って思って、

私としては、ちょっと新鮮な思いを持ちました。


ところが。

スタンプでの会話が何往復がするうちに、

だんだん、話が混沌としてきました。


この、驚いた表現は、

何に対して驚いた、って言ってるんだろう?

笑ってるけど、何を笑ってるの?

疑問っていう絵(スタンプ)を送ってきたけど、

こっちとそっち、どっちを疑問に思ってるってこと?


そんなふうに、色々なポイントを

特定できなくなりました。

 

 (ラインのスタンプ)


で、結局、最後はまた文字でのやり取りに戻り、

それまでに生まれ始めていたもやもやが

解消された、というわけです。

 

こんな経験をして、

人に何かを伝える時の手段の選び方について

あらためてこんなことを思いました。

 

人に何かを伝える手段には、言葉とそれ以外があります。

特に感情を伝える時には、言葉が最適とは言えないけれど、

考えや事実を伝えるには、

言葉の方が、それ以外のものより、やはり、より正確なんですね。

 

ただ、もちろん、言葉には限界があります。

言葉で伝えれば正確に伝わるかといえば、

それはまったく違います。

 

そんな話は、また今度してみたいと思います。

 

 

(夫の送ったバラの写真です)

 

 

 




 

 

 

 

 

 

 



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