フィギュア萌え族(仮)犯行説問題ブログ版

テレビや新聞メディアの疑問報道の問題と、児童ポルノ法や非実在青少年規制などのメディア規制の問題について

「加害者家族バッシング」の主犯はネットかマスコミか?

2010-04-07 21:15:35 | 報道のあり方
2010年4月7日のNHKクローズアップ現代では、犯罪加害者の家族へのバッシングの問題を取り上げていました。

http://cgi4.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail.cgi?content_id=2872

番組では、平成元年の幼女連続誘拐殺害事件の加害者の家族に沢山の脅迫状が届き、親戚が職を失い、父親が自殺に追い込まれた例をあげて、犯罪加害者の家族が迫害される問題が起こっている事を指摘しました。そして、それがさらにインターネットの普及によって、一般的な殺人事件であっても、加害者の家族が大規模な迫害にあってしまうとレポートしていました。

そして、犯罪被害者だけではなく、犯罪加害者の家族の人権も守ろうとする市民団体「ワールドオープンハート」の活動を紹介しました。

犯罪学の専門家で常磐大学の理事長の諸澤英道さんは、日本を含むアジアには、欧米よりも犯罪者とその家族とを一体化して見る傾向があり、それが犯罪抑止になっている一方で、犯罪者の家族への苛烈な迫害につながっている事を指摘しました。そして、被害者だけではなく加害者の家族の人権も守っていくのが成熟した社会の在り方だとまとめました。


この回のクローズアップ現代について、一つ文句があるとしたら、ぱっと見の印象では、犯罪加害者へのメディア・フレンジーの問題よりも、ネットの掲示板に晒される犯罪加害者の個人情報の方を深刻に取り上げている事です。

番組を良く見れば、マスコミの報道姿勢にも問題がある事が指摘されている事が判りますが、「掴み」の部分ではネットの掲示板の書き込みの方が強調されています。


そもそも、幼女連続誘拐殺害事件の時には、インターネットは全く普及しておらず、加害者の家族にあてた脅迫状の住所は、マスコミの報道を手掛かりにして伝播していた筈です。

もちろん、NHKが問題にしたいのは、最近では一般の殺人事件であっても、この規模の「加害者家族への迫害」が発生してしまう事であり、それにインターネットの普及が深く関わっているという事でしょう。


「ネットが悪い」とも「マスコミが悪い」とも一概に断ずる事はできません。

私自身、仮にある素行の悪い人物から迷惑を受けていたとして、その人物が殺人事件で逮捕されたとすれば、復讐の為にその人物の個人情報をネットに書きこんだり、取材に押し寄せるマスコミに、喜んで匿名でその人物の素行の悪さを語ったりすると思います。

そして、何も悪い事をしていないその人物の家族がひどい迫害を受ける事になったとしても、その人物を育てた家族の責任だと考える事でしょう。


この問題の本質は、ネットやマスコミという「道具」ではなく、家族もろとも罰を与えようとする「人間の心」にあるのです。

逆にいえば、ネットを使おうがマスコミを使おうが、使う人間の心が成熟しないかぎり、無辜の関係者までもが罰を受ける社会が続いてしまうのだと思います。

幼女連続誘拐殺害事件によって、無辜のオタクやコミックマーケットまでもが罰を受けた様に。

参考リンク:

ワールドオープンハート
NHKクローズアップ現代

これでも神主さんなの!?
犯罪加害者家族

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マスゴミの民衆を煽る方法。

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