昭和の始め、市内ならどこまで乗っても1円というタクシーがあった・・・
なんのことはない、ウォンタクとは主人公の名前でした。父親ヨンギュ(イム・ハリョン)は詐欺師で服役中だったが、キック・ベースボールのプレイ中に出所目前にして死んでしまったのだ。真面目に働こうと誓っていた彼は息子と良い思い出を残したいがために、天使に頼み込み、高校生ハ・ドンフンとなって地上に降り立った。天使は暴力団の親分ソクチュの身を借りて、彼を助けることにするのです。
主人公のウォンタクは韓国のアイドルグループ“神話”のメンバーであるイ・ミヌ。雰囲気はジャニーズ系です。不良っぽいキャラ、台詞も抑え目、文句なしのアイドル映画なのですが、父親役のイム・ハリョンや彼が乗り移ったハ・ドンフンがコメディアンキャラなので、安心して笑いながら観ていられました。
基本的には、高校生となった父親が息子と友人の関係を築くため奮闘する物語。自分が前科者だけに、息子には真っ当な人生を歩んでもらいたい。しつこかったり、強引だったり、かなり鬱陶しい存在ではあったけど、やがて友情を育むことになる・・・しかし、本当は父親なんだと名乗ることもできず、そのうち天国へ戻らなければならなくなる。ある程度予想できる展開だけど、息子が高校を退学になるなんてのは想定外。韓国の教育事情も気になるところです。
監督は『ライフ・イズ・ビューティフル』に影響を受けたらしいのですが、脚本にはそこまでの深みはありませんでした。ヤクザに乗り移った天使のエピソードも惜しいし、同級生の女の子との関係も描き込み不足。それでも、ラストの家族写真やアルバムを眺めるシーンには涙が流れることは間違いなし。爽やかに泣きたい方におすすめです。
★★★・・
韓流シネマ・フェスティバル2007 ルネサンス
なんのことはない、ウォンタクとは主人公の名前でした。父親ヨンギュ(イム・ハリョン)は詐欺師で服役中だったが、キック・ベースボールのプレイ中に出所目前にして死んでしまったのだ。真面目に働こうと誓っていた彼は息子と良い思い出を残したいがために、天使に頼み込み、高校生ハ・ドンフンとなって地上に降り立った。天使は暴力団の親分ソクチュの身を借りて、彼を助けることにするのです。
主人公のウォンタクは韓国のアイドルグループ“神話”のメンバーであるイ・ミヌ。雰囲気はジャニーズ系です。不良っぽいキャラ、台詞も抑え目、文句なしのアイドル映画なのですが、父親役のイム・ハリョンや彼が乗り移ったハ・ドンフンがコメディアンキャラなので、安心して笑いながら観ていられました。
基本的には、高校生となった父親が息子と友人の関係を築くため奮闘する物語。自分が前科者だけに、息子には真っ当な人生を歩んでもらいたい。しつこかったり、強引だったり、かなり鬱陶しい存在ではあったけど、やがて友情を育むことになる・・・しかし、本当は父親なんだと名乗ることもできず、そのうち天国へ戻らなければならなくなる。ある程度予想できる展開だけど、息子が高校を退学になるなんてのは想定外。韓国の教育事情も気になるところです。
監督は『ライフ・イズ・ビューティフル』に影響を受けたらしいのですが、脚本にはそこまでの深みはありませんでした。ヤクザに乗り移った天使のエピソードも惜しいし、同級生の女の子との関係も描き込み不足。それでも、ラストの家族写真やアルバムを眺めるシーンには涙が流れることは間違いなし。爽やかに泣きたい方におすすめです。
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韓流シネマ・フェスティバル2007 ルネサンス
家族愛が基本ですよね~儒教思想とかお国柄とか、そんなものは関係なく深い愛情。最近の日本は核家族化が問題視されることもなくなりましたが、田舎を舞台にした映画を見るとやっぱり心やすらぎます。
なんだかこの映画の記憶があまりないのですが、Aki様のコメントでよみがえってきました。まぁ、数ある韓国映画の中で埋もれてしまいそうな一本ですね・・・