ソフトバンクモバイルと太平洋フェリーは、航海中に衛星回線を使用して、無料で利用できる公衆無線LANサービスを6月27日から提供する。対象となる船は太平洋フェリーの「きそ」で、試験的に導入される。SSIDは「Ferry_WiFi_trial」。
フェリー「きそ」(左)と船上のアンテナ(右)
今回提供される公衆無線LANサービスは、「ソフトバンクWi-Fiスポット」の加入者以外でもWi-Fi機能を持った端末で利用可能。1回のアクセスで15分以内が、1日4回まで利用できる。
事前設定として登録したメールアドレスに、無料Wi-Fiのパスワードが送付される。パスワードの有効期限は最終利用日から6カ月で、有効期限切れの場合は再登録が必要。
大型フェリーの「きそ」は、主に名古屋港、仙台港、苫小牧港を繋ぐ航路を毎日運航している。今回提供される公衆無線LANサービスは、ソフトバンクモバイルが提供する衛星回線とWi-Fi設備を利用している。携帯電話の電波が届かなくなることが多い航海中の船上でも通信できることで、利便性の向上につながるとしている。トライアル期間の終了時期は未定。
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