ドコモ、もうiPhone導入するっきゃないでしょ

　TCA（電気通信事業者協会）が発表した2012年10月の携帯電話契約数によると、純増数はソフトバンク28万4200件、KDDI（ａｕ）23万8800件、ドコモ7200件となった。

　MNPの利用状況はKDDI（ａｕ）+15万2700件、ソフトバンク+3万7900件の転入超過、ドコモ-18万9800件の転出超過、これは過去最多の転出超過数だ。

　ドコモの純増数は過去4番目の低い数字、MNPの転出超は過去最大、これはiPhone5の影響であることは明らかで、ドコモもその辺は認識しているようだ。内容をよくみるともっと悲惨だ。今回通信モジュールで12万8100件と大幅に純増しているが、どうやらこれは明らかにされていないがAmazonの「Kindle Paperwhite」の契約だと考えられる。もしこれがなかったら12万を越える純減となり、過去最高の純減となったことになる。、本当に深刻な状況だ。

　iPhone5の1機種にここまでやられるとは想像していなかったのだろうが、ドコモからiPhoneがでるのを待っていた人達が、ドコモに見切りをつけて一気にａｕに流れたと思われる。

　ドコモの幹部は再三、事業戦略等があわないのでiPhoneを受け入れられないといった発言を繰り返しているが、事業戦略そのものを見直すことを考えていいのではないだろうか。そろそろ決断の時ではないだろうか。