ログアウトは両替前で ーある巫女の記録ー 

信長の野望オンラインでの体験を小説風に綴っていきます。
無印からの体験です。

武芸の気質

2017-07-12 15:58:17 | 大渓眞子
初めて道場で戦った時は相手が初心者だったというのもあって
遊びのつもりで戦った。
職も違ったし楽しめればいいかなと思っていた為だ。


同じ武芸なら私はどう戦おうかな。
使える技能は同じ。
何をセットするかはそれぞれだけれど。

本気で来て欲しい。
純粋に火力の勝負。


武芸は当たれば強いけど
避けられる事も多い。
忍者のように回避に特化した職では無い為
反撃も思ったようには出ない。
ソロ実装は多分岳さんも同じだとは思う。
色々セットできる程、枠もそこまで無い。


姉様に頼んでおいた真新しい刀は
1本は腕力に
1本は器用に付与を頼んでおいたものだ。
同じ武芸なら避けたい 当てたい。
回避についてもほぼ運頼みな部分はあるが…。



「丹飲んでくださいね!」

岳さんは言う。


なんというかこの方は…。


「了解!」


本当に武芸をやる為に生まれてきたような方だ。




実装も付与も回避寄りの私に
岳さんは懸命に刀を振り下ろしてくる。
私の反撃で生命は削られていく。

本気でいくなら
もう待つ必要も無い…。


私は岳さんに向かって刀を振り下ろした。




押せ押せなこの気質は武芸に向いてるんだろうなぁ。
私は倒れたままの岳さんに近づく。



「まだ…勝てないのか。」

岳さんはぽつりと呟いた。


装備の問題 ただそれだけよ
思わず口に出しそうになったが私は言葉を飲み込む。


倒れたまま少し悲痛な表情で私を見る岳さんに
私は刀を突き付けた。


「強くなれっ!男の子でしょ!」


岳さんは起き上がると真っ直ぐ私を見る。

「…当然です!」



「僕は絶対にあき…」

「諦めません?」


言葉をさえぎった私に岳さんは思わず笑う。

「いいねいいね!好きだよ、そういうの!」



この世にはたくさんの武芸が居て
様々な装備で試行錯誤しながら
自分にとって1番良いとされた装備を着用する。

武芸ならこんな感じだよ という参考数値はあるけど
何が正解かなんて実際は無いと思ってる。
色々な方の意見を参考に試してみるのも
アタッカーとして装備を完成させるにあたって
楽しみのひとつだ。



もし彼が本気で良い装備を揃えたくなったら
姉様の手を借りるといい。
姉様のことだから 「お金はいらないですよ^^」なんて言いそうだから
そこはきっちり頂くようにいわなければいけないわね…。
そうでなければ彼の為にならない。



そもそも良い石を差し上げられる程
うちは金持ちでは無いのだから。
わかってるのかしら 姉様は…。

世話をされてる私が思うのもあれか…。



「眞子さん!ちょっと狩りでもいきましょうか!!」

「いいね!いこう^^」

「強いやつ行きたいです!探しに行きますか!!」



フィールド上にもダンジョン内にも
銀枠金枠と呼ばれている強めの敵がゴロゴロしている。
もう今はあまり取り合う程狩られる事も無い敵。

「修理無いけどおk?」

「全然おkです!!」

岳さんは真顔で頷く。


本当に面白い方だ。
同じ武芸としてその負けん気は見習いたいくらい…。

私達は意気揚々と那古野から飛び出すのだった。

ジャンル:
ウェブログ
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 本気の勝負 | トップ | 憧れのボス »

コメントを投稿


コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。

あわせて読む

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
  • 30日以上前の記事に対するトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • 送信元の記事内容が半角英数のみのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • このブログへのリンクがない記事からのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • ※ブログ管理者のみ、編集画面で設定の変更が可能です。