ログアウトは両替前で ーある巫女の記録ー 

信長の野望オンラインでの体験を小説風に綴っていきます。
無印からの体験です。

エセ暗殺

2017-04-20 21:11:55 | 果鈴
「じゃあちょっと行ってくるね!お土産期待しててっ!」

呼子ちゃんは笑顔で私に手を振った。

「いってらっしゃぁぁいっ♪」

私も元気に手を振る。




あの後私達は昔と変わらずの関係に戻っていた。

1つだけ変わったのは





私はお留守番する事が増えたという事。

駆部ちゃんはあいかわらず様々な徒党に入りたくさんの経験を積んでいた。

芽侖もきっとそうなのだと思うが最近稲葉には来ていない。



着実に私とみんなのLVは離れていっていた。



「果鈴さん!久しぶり!!」

真後ろで呼ぶのは売り子中の右音ちゃんだった。

「わーっ!本当久しぶりだねーっ!!」

LVはMAXでも右音ちゃんは本当同等に話してくれるから安心するーっ!


「ね、ね、この忍者刀どうっ??」


「おー!攻撃力高いねぇっ!!」


「でしょーっ!」

右音ちゃんはイヒヒと笑う。




「これ買ってよーっ!果鈴さーんっ!」


価格は300貫!


「無理無理ー!!お金無いよぉぉぉぉ!」

私は後ずさりした。


「だよねーっ!んー。もうだいぶ立ちんぼしてるけど売れないっ!!」

ヤレヤレという表情の後
私の顔を覗き込む。


「ね、これ気にいった??」



「うんうん。すごく良い出来だよねっ。また明日売り子してみたら??」


「これ欲しいっ??」

すかさず詰め寄ってくる。


「えっ。うんっ!欲しいっ!」


右音ちゃんはニッと笑うと私にその忍者刀を差しだしてきた。



「じゃー、あげるっ!!狩りにでも使って!!」



「えええええっ!?」



両替前でドカッと座ると満足そうに私を見ている。


「本当にいいのっ??こんな良い刀…。」

正直術忍は一刀をする意味が無い為忍者刀を持つことはあまり無い。

同じ特化だから右音ちゃんわかってはずなんだけどな…。

「いいよいいよっ!また作るし!雑魚狩りにでも持ってって!」

右音ちゃんは頷いた。



必要無い物を買うほど資金に余裕はなかったけど
一刀ってしてみたかったんだーっ!

私は嬉しくてすぐに装備してみた。


「どう?どう??」


私はクルッと回ってみせる。


「いいね、いいね!なんか強そう!!暗殺みたいっ!!」

右音ちゃんはニコニコ笑っている。


「じゃ、エセ暗殺って事でっ!!」


この刀が出来るまで何度もノックしていたのは想像がつく。

いつか恩返しできるといいなっ。


屈託のないその笑顔がずっと変わらない事を私は祈らずにはいられなかった。



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