ログアウトは両替前で ーある巫女の記録ー 

信長の野望オンラインでの体験を小説風に綴っていきます。
無印からの体験です。

悲しい背中

2017-04-20 18:15:26 | 果鈴
どの位時間が経っただろう。

気づけば私は両替前でうたたねしていた。

ん。

遠くに見慣れた忍者…。

………。


見慣れた忍者!!

私はハッとして急いで傍に駆け寄った。

「呼子ちゃんっ!!」

呼子ちゃんはその声に振り向いたが
すぐに目をそらすとその場から離れようとした。

「ちょっと、待ってっ!少し話出来ないかなっ。」

私は呼子ちゃんの腕を掴むとすぐにその手は振りほどかれた。


「俺の事避けてるよね?俺の事嫌いなんだよね?絶交登録でもなんでもしていいからっ。」

確かに避けてはいた。

でも嫌いになったわけじゃないっ。

「違うっ。誤解だからっ。嫌いになんかなってないよっ。なんていうか私は…。」

私は……逃げてただけだ。

うつむく私を見て呼子ちゃんの険しい表情が少しだけ緩んでいくのがわかった。



「嫌いになったんじゃ無いの?」


「うん。」


「俺と顔合わすの嫌じゃないの?」


「うん。」


何が原因なのかは多分お互いわかってる。

でもお互い言葉がまとまらない感じ…。



「……そっか。…それなら今までみたいにまた遊べるのかな…?」


呼子ちゃんもこのセリフを吐くのが精いっぱいに見えた。


私は黙って何度も頷く。


「…えっと…。あっ!そうだ!久しぶりに俺の屋敷来てみない?
色々家具も揃ってきたんだ。」


少し無理した笑顔で呼子ちゃんは私の腕を掴むと屋敷へ向かって走り出した。


仲直り…なのかなっ。

うんっ!仲直りだよねっ!


私は頑張って元の関係に戻ろうとしてくれているその背中が
なんだか妙に悲しくなって必死に涙を堪えていた。





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