野田首相の原発再開演説。
あまりにもいいかげんな演説だった。
みなさんとっくにわかってる事だと思うし
今更あたしが検証した所でたいした意味は無いかも知れない。
でも、あまりにもでたらめなので独り言のつもりで書いている。
だからとっくにわかってる人は読まなくていいとおもいます。
ぜんぜんオモシロくないしね。
この演説
文面だけで判断すると、最もらしい言葉が並んでいるが
それを検証すると、デタラメな言葉だらけ。
以下がその演説の一部。
「慎重には慎重を重ねて積み上げ、安全性を確認した結果であります。
豊かで人間らしい暮らしを送るために安価で安定した電気の存在は欠かせません。
国民の生活を守るために大飯発電所3・4号機を再起動すべきというのが私の判断です。
その上で、特に立地自治体のご理解を改めてお願い申し上げたい。
国政を預かる者として、人々の日常の暮らしを守るという責務を放棄することはできません」
赤字の部分を考えてみた。
安全性を確認した
どうやって確認したんだろ??
福島原発がメルトスルーし、解決方法も未だわかっていない状況と
核廃棄物の処理も出来ない今、どうやって安全性を確認したのか?
津波や地震以外の天災人災によって事故が起きた場合の安全な対処法などありえない。
ぜんぜん安全じゃない。
豊かで人間らしい暮らし
豊かで人間らしい暮らしとは一体何だろか?
国民幸福度が世界1位のデンマークには原発は1基も無い。
それに比べて、国民幸福度が90位で、年間の自殺者の数が世界4位の日本。
豊かで人間らしい暮らしの定義は、原発が稼働する事で手に入れられるものではない。
定義がめちゃくちゃ。
安価で安定した電気の供給
放射性廃棄物の処理や原発解体など国が算出しているコストを加えると、最も高い10.55円になる。
さらに、高レベル放射性廃棄物(いわゆる核のゴミ)は1000年以上厳重に管理しなければならない。
1000年後の見積もりなど誰が出来るのか?2012年から1000年さかのぼると、西暦1012年になる。
平安時代だ。
平安時代の人が平成時代の見積もりなどとれるはずがない。
見積もり自体がめちゃくちゃ。
国民の生活を守るため
原発事故で国民の生活は破壊された。
現在、この時点で国民の生活はぜんぜん守れていない。
あまりにも説得力の無い演説だった。
この演説のトリックについては
まだまだいくらでも言いたい事はあるけれど
むなしいのでやめます。
はぁ~(ため息)
ここでも、その根拠は「金」なんだ。
そんなに「金」が欲しいのか?
あたしは「幸せ」が欲しいよ。
あたしたちは「豊かで人間らしい暮らし」が欲しいのだ。
それは、彼らが言っているそれとはかけ離れた所にあるのだ。
欲しいものは
そんなもんじゃない。
越路よう子