本日のさきがけ新聞折り込みの《マリマリ》に当店の事が載ってます。
リペア…Repair…
修理に関する特集です。
ジュエリーは手をかけると永遠に使えます
地球が何万年もかけて作り出したものを、わずか50年ほど使わせてもらっている状態です。
しかし今は、ジュエリーなのかアクセサリーなのか?
その部分が非常にグレーになってます。
金属を金属で加工しない、キャスティング(鋳造法)が普及したころは単純に、鍛造法のコストダウンと大量生産が可能になりジュエリーが普及しました。
販売が頭打ちになると、キャスティングを利用して材料の部分に手を加えました。
その結果、ピンクゴールドやホワイトゴールド、グリーンゴールドなどがうまれ
さらなるコストダウンの為に、金の含有率を下げ、14金、10金などが出回りました。
ユーザーはジュエリーショップでそれなりの値段で売ってるため、もちろんジュエリーと思ってるでしょう。
職人の僕から言わせてもらったら、アクセサリーです。
14金で6割ちょっと、10金だと半分以下しかゴールドが入ってません
残りは一体何なんだ?(各社が開発したものです)
さらに見栄えを良くするためにメッキをかけたりしています。
そしてそれが壊れた場合…
初めて外部の力が加わります。
それに耐えられません。メッキも焦げます。含有量の足りない金はその色を保つ事が出来ません。
ジュエリーショップで普通に売ってるものであれば、もちろん修理ができると思うでしょう。
残念ながら、技術の問題ではなく素材の問題なので直すことが出来ません。
最近はレーザーを使って直したりしてるようですが、根本的なアプローチは違います。
修理ほど技術と知識と経験が必要です。
やり直しききませんからね。修理に出したのにさらに壊れたとか(爆)
自分の技術で直せるものはなるべく受けるようにしています。
こしゃる店に出したら大丈夫!
そんな言葉を頂けるようにがんばります!
※グレーなジュエリーでも真摯に修理を受けてくれるショップもあります。まずは買ったお店で相談して下さい。
それでもダメなら…うちへ