小関順二公式ブログ

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中学野球で元プロ首脳陣が敢行した攻撃型の采配

2014-08-05 05:37:09 | 2014年中学野球

 8/4のリトルシニア日本選手権を見ていて、東京青山リトルシニアの野球に惹き込まれた。0対1とリードされた2回表のこと、先頭打者がヒットで出塁して打席には右の6番打者が。こういう局面では中学でも高校でもバントで送ることが多いが、東京青山ベンチは強打を指示、6番の安良成は見事に期待に応えて左中間に二塁打を放ち、後続も安打をつらねて7点を奪取する。3回には2死走者なしで9番打者が死球で出塁してすかさず二盗。その後、さらに死球が重なって一、二塁にし、3番打者のときにダブルスチールで二、三塁とチャンスを広げるという具合。よく見慣れたアマチュア野球らしくない。

 名簿を見ると監督は元中日などで剛腕と謳われた宮下昌巳。コーチはやはり元プロの前田隆(元巨人)、鈴木望(元巨人など)、スコアラーが江本晃一(元中日)という人たちだ。目の前の勝利だけを掴みにいかず、選手の将来性に手を貸そうという姿勢が見えるようではないか。

 元プロだからとは一概に言えず、同じように元プロを首脳陣に並べた昨年の東京神宮は普通にバントを多用していた。野球がチームプレーである以上、自己犠牲を伴うバントは必要不可欠とも思えるが、走者がいる場面で強打してこそ打撃技術が伸びるとも言える。私にはこの東京青山の野球がいわゆる“ニッポン野球”に一石を投じているように思えて仕方なかった。

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