小関順二公式ブログ

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低調だった全日本候補の走塁

2016-06-18 18:28:51 | 2016年大学野球

 大学日本代表選考合宿2日目に行われた紅白戦、私が俊足の目安にしている打者走者の「一塁到達4.3秒未満、二塁到達8.3秒未満、三塁到達12秒未満」をクリアしたのは紅組が島田海吏(上武大3年)、白組が京田陽太(日本大4年)の2人だけだった。2014年の初日は白組67回、紅組44回、2日目は白組46回、紅組44回だったので、今年は低調と言われても仕方ない。2年前のタイムクリアはのちにプロ入りした吉持亮汰(大阪商業大楽天)、吉田正尚(青山学院大オリックス)、中村奨吾(早稲田大ロッテ)、茂木栄五郎(早稲田大楽天)、柴田竜拓(国学院大DeNA)たちなので、今年のメンバーは単純にプロ入りする実力がないのかもしれない。

 投手は見応えがあった。140キロ台中盤超えを計測したのは次の4人。

 黒木優太(立正大)  152キロ

 濱口遥大(神奈川大) 148キロ

 柳 裕也(明治大)  146キロ

 津森宥紀(東北福祉大)145キロ

 変化球は濱口の遅速2種類のチェンジアップや柳の真縦に変化するカーブが素晴らしく、その柳のカーブをセンター前に弾き返した山崎剛(国学院大3年)のバッティングも見事だった。明日の最終日は見られないが、野手30人には走塁にもっと意欲的に取り組んでほしい。


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