小関順二公式ブログ

プロ野球、アマチュア野球、野球史

150キロ超えが5人 都市対抗総括

2016-07-27 10:45:02 | 2016年プロ野球

 高校野球の都道府県大会とかぶっているため注目度が低い都市対抗だが、その内容は極めて高い。投手の球速では5人が150キロ超え。トップの鈴木は速いだけでなく、打者近くでのボールの伸びや、バットを押し返すようなボリュームが田中正義(創価大)クラス。静岡県・磐田東高時代は一部で注目されていたくらいでほとんど無名。こういう選手を育成する能力が社会人は本当に高い。

◇都市対抗/投手148キロ超え

154キロ 鈴木博志(ヤマハ19歳・高校卒新人)右右 18085

152キロ 森脇亮介(セガサミーNTT東日本補強24歳・大学卒2年目)右右 17366

152キロ 奥村政稔(三菱重工長崎西部ガス補強24歳・大学卒2年目)右右 17668

151キロ 森原康平(新日鉄住金広畑日本新薬補強25歳・大学卒3年目)右左 18483

150キロ 柏原史陽(JX-ENEOS東芝補強23歳・大学卒新人)右右 17579

149キロ 山本 淳(日立製作所34歳・元プロ)右右 18780

148キロ 山岡泰輔(東京ガス21歳・高校卒3年目)右左 17065

148キロ 田嶋大樹(JR東日本20歳・高校卒2年目)左左 18275

148キロ 上杉芳貴(トヨタ自動車28歳・大学卒6年目)右右 17975

148キロ 六信慎吾(西濃運輸25歳・大学卒3年目)右右 17881

 


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「長嶋茂雄の3」と「千葉茂の3」を永久欠番にして

2016-07-05 18:11:05 | 2016年プロ野球

 ヤクルトが育成選手の由規を支配下登録した。背番号11は昨年空き番だったので復帰を期待していた球団の姿勢がわかる。楽天の18(前田中将大)、広島の18(前前田健太)、オリックスの51(前イチロー)も空き番のまま。功労者への配慮は評価したいが、長く塩漬けにしておくより活躍が期待される選手がつけたほうがいいと私は思う。オリックスなら51を駿太あるいは吉田正尚につけさせることで球団の期待は本人やファンにダイレクトに伝わる。

 巨人は134141634が永久欠番になり、若手の多くは304050番台の重い背番号を背負わされている。橋本到32、岡本和真38、重信慎之介43、立岡宗一郎58はいかにも重い。

 たとえば134141634は「王貞治の1」「長嶋茂雄の3」というように名前とセットにして球団のホームページで顕彰する。永久欠番のないパ・リーグでもオリックスは「イチローの51」、楽天は「田中将大の18」、西武は「稲尾和久の24」という形で顕彰する。巨人の3は長嶋だけでなく千葉茂だってつけていたのである。「千葉茂の3」も顕彰すればいい。阪神の10を藤村富美男しかつけていなかったというのはどう考えてもおかしい。


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阪神はドラフト戦略を変えない限りトップになれない

2016-07-05 14:47:35 | 2016年プロ野球

 阪神が最下位になりいろいろな記事がスポーツ紙やネット媒体を賑わせている。私は金本知憲・監督の「超変革」路線が好きで文句はないのだが、肝心の若手選手(1925歳)の顔触れがおぼつかない。パ・リーグの強豪2球団とくらべてみると、数ではソフトバンクを上回っても顔ぶれに差があるし、日本ハムとでは数も質も及ばない。この差を生んでいるのはドラフトである。

 野手は高校卒、投手は大学・社会人出身というのがどの球団にも見られる特徴で、現在の12球団の高校卒の数を比較すると以下のようになる。

 

[註]12球団の高校卒(出戻り、育成選手はカウントしない)

ソフトバンク 投手12人 野手19人=31人  ヤクルト 投手 4人 野手11人=15

日本ハム   投手 6人 野手21人=27人  巨人   投手 7人 野手12人=19

ロッテ    投手 9人 野手12人=21人  阪神   投手 8人 野手 9人=17

西武     投手 8人 野手14人=22人  広島   投手10人 野手15人=25

オリックス  投手 8人 野手 9人=17人   中日   投手 9人 野手 8人=17

楽天     投手 9人 野手13人=22人  DeNA  投手 7人 野手11人=18

 

 高校卒で投手のほうが数で上回っているのは中日だけで、その数が拮抗しているのはオリックスと阪神。3球団とも過去数年間にわたり苦戦しているので、ドラフト戦略を改める時期にきているのは間違いない。

 高校卒の数がパ・リーグはオリックスを除く5球団が20人を超え、セ・リーグは広島以外が20人を割る。パ・リーグとセ・リーグの差がこれほどはっきりわかるデータは他にないと思う。

※以下は阪神、ソフトバンク、日本ハムの若手の比較。メンバーは私が独断と偏見で選んだ。

 

<阪神の若手> 1925歳(早生まれ・遅生まれ関係なく)

◇投手        ◇捕手      ◇内野手      ◇外野手

*横山 雄哉22歳  原口 文仁24歳  北條 史也22歳 *横田慎太郎21

 藤浪晋太郎22歳  梅野隆太郎25歳  陽川 尚将25歳 *板山祐太郎22

 歳内 宏明23歳                     中谷 将大23

*岩貞 祐太25歳                    *高山  俊23

*岩崎  優25歳                     江越 大賀23

 

<ソフトバンクの若手>

◇投手        ◇捕手      ◇内野手      ◇外野手

 高橋 純平19歳 *斐紹   24歳 *牧原 大成24歳 *上林 誠知21

 松本 裕樹20歳  拓也   24歳  今宮 健太25歳  真砂 勇介22

 武田 翔太23

 千賀 滉大23

 森  唯斗24

 

<日本ハムの若手>

◇投手        ◇捕手      ◇内野手      ◇外野手

 大谷 翔平22歳  清水 優心20歳  太田 賢吾19歳 *浅間 大基20

 上沢 直之22歳  石川  亮21歳  松本  剛23歳  石川 慎吾23

 井口 和朋22歳  近藤 健介23歳  横尾 俊建23歳 *西川 遥輝24

 有原 航平24歳           *中島 卓也25歳 *谷口 雄也24

*加藤 貴之24歳           +杉谷 拳士25歳  岡  大海25

 中村  勝25

 高梨 裕政25

 白村 明弘25


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オールスター出場選手が発表

2016-07-04 21:38:15 | 2016年プロ野球

 オールスター出場選手(各リーグ28人)が発表された。攻撃陣はセ・リーグも錚々たるメンバーが揃い、拮抗している。実力通りスタメンを組めば両リーグともこんな感じだろうか。

 <セ・リーグ>      <パ・リーグ>

4)山田哲人(ヤクルト) (9)秋山翔吾(西武)

5)川端慎吾(ヤクルト) (7)角中勝也(ロッテ)

6)坂本勇人(巨人)   (8)柳田悠岐(ソフトバンク)

7)筒香嘉智(DeNA)  (3)中田 翔(日本ハム)

D)エルドレッド(広島)   (D)メヒア (西武)

9)鈴木誠也(広島)   (5)松田宣浩(ソフトバンク)

3)新井貴浩(広島)   (4)浅村栄斗(西武)

8)丸 佳浩(広島)   (6)今宮健太(ソフトバンク))

2)中村悠平(ヤクルト) (2)炭谷銀仁郎(西武)

 差があるのが投手陣だ。工藤公康パ監督が「パワーピッチャーを揃えた」と豪語するように、力で押せる投手がパには大谷翔太、有原航平、マーティン(ともに日本ハム)、サファテ(ソフトバンク)、涌井秀章、石川歩、西野勇士(ロッテ)、則本昂大(楽天)、塚原頌平(オリックス)と揃っているのに対し、セには菅野智之、マシソン(ともに巨人)、藤浪晋太郎、岩貞祐太(ともに阪神)、中崎翔太(広島)、山口俊(DeNA)くらいしかいない。巨人外国人の不調、中日リリーフ陣の低迷がこういう部分に表れている。

http://npb.jp/allstar/2016/roster.html


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大谷翔平の与死球がソフトバンク戦好投の秘密

2016-07-03 19:36:47 | 2016年プロ野球

 7/3、大谷翔平(日本ハム)がソフトバンクを8回無失点に抑えた。序盤のストレート狙いを察知するとカーブ、スライダー、フォークボールを主体にした投球に組み立て直し、3回以降の7イニングを被安打2、奪三振8に抑え、チームに07年以来の10連勝をもたらした。

 この日の無失点で防御率は1点台(1.90)に突入するが、注目するのは死球の多さだ。昨年3個だったのが今年はすでにリーグ1位の7個を記録。圧倒的な球威を持ち、これを相手打者にぶつける怖さもあるだろう(フォークボールでも140キロ台中盤)。しかし、天敵とも言えるソフトバンクを超えるために何が必要か考えたとき、「内角攻め」という答えが出たのだろう。今日のピッチングで今季のソフトバンク戦の成績は次のようになった。昨年の成績と併せて紹介する。

 2015年 4試合、12敗、防御率6.58

 2016年 3試合、10敗、防御率1.74(与死球4

 ソフトバンク打線への与死球4は圧倒的多さで、他ではオリックス2、中日1のみ。唯一苦戦していたソフトバンク打線を抑えて死角がなくなりつつある(写真は163キロを計測した巨人戦のもの)。


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