愛する人よ 第20話

■最終話

ソヨンにプロポーズしたサンミンに
「1人の男と出会い、12年間一途に自分よりも愛しました。
あの人は去ったけど、私の心から消えません。
でも、忘れようと思います。忘れてあげるのも愛だから。」とソヨン。
「僕のそばで少しずつ忘れて下さい」とサンミンは言うのですが、
「その優しさに甘えたくない。同情なら結構よ。
私はあなたに何も与えることができない。
引け目を感じながら生きろと？」とソヨン。
それでも諦められないサンミンは、
「あなたが必要です。引け目なんか感じなくていい。
ジウンにとってよい父親になります！
僕にはあなたしか見えない。」と言って去って行くのでした。

その頃 ジョンミンは、薬を大量に服用して病院に搬送されていました
処置が早かったため、命には別条はないようです。
ジョンミンの病室に行ったソクジュでしたが、
そこに”ジウンが痙攣を起こした”と連絡が入りました

病院に駆け付けたソヨン。
「ジウンのパパ、あなたを許してあげないと…
そうしないとジウンを失いそうだわ。
ジウンのパパ、心から言うわ。あなたを許すわ。
あなたに出会い、幸せだった。
あなたに出会い、ジウンを授かった。
あなたと愛し合い、今まで幸せだった。
ジウンをありがとう。
あなたを許すわ。
心から愛したのだから、許さないとね。
ソクジュさん、行きたいように生き、好きなようにして。
何をしようと、すべて許すわ。自由にしてあげる。憎みもしない。
ジウンをありがとう。大切に育てるわ。
ありがとう。」とソクジュの手を取り、言うのでした。

その後 ジウンの容態は落ち着き、外に出た二人。
「あなたもつらかったのに、気付いてあげられなかった。
ずっと恨んでたわ。あなたの本当の姿を忘れてたみたい。
誰よりもあなたが一番つらいのにね。
あなたは、そんな人よね？」とソヨン。
2人は涙ぐみます

ジウンが回復したことに安心するジョンミン。
「俺を好きなようにしろ。君の自由だ。
別れたいなら、いつでも言え。君に従うよ。」とソクジュ。

イ会長はソクジュを呼び出し、本部長への昇進を告げました。
「娘を傷つけるな。
今までつらく当たってしまったことは、忘れてくれ」と言う会長に
「会社は辞めます。そして、二度とジョンミンを傷つけません。
彼女との関係は修復しますが、仕事はやめます。
ジョンミンとの出会いは間違っていました。
今からでも愛するよう、努力します。
金には興味ありません。
すべてに恵まれた本部長に勝ちたかったんです。
世間や会長に認められたかったんです。」とソクジュ。
「俺にできなかったことを…」とイ会長。

離婚を希望するジョンミン母。
イ会長は、「ユン・ソクジュは過去の私そのものだ。
彼は私に過去を思い出させる存在だったから憎かった。」と話し、
「あなたの野望に30年間押しつぶされてきたわ。
あなたには罪悪感がなかったでしょ？
私が1人で耐えてきたのよ。
でも、今 この瞬間が一番惨めね…」と妻が言うと、
「もし許してくれるなら、過ぎた日々は取り戻せないが、
残りの人生は君のために行きたい。
結局、ずっと待ち続けた君の勝ちだ。
君に償いたいと心から思っている。俺の本心だ！」と言うのでした。

結婚が決まったチャンフンとヒョンジュ。
6か月間限定で暮らす新居が決まったようです

テジュは、チュンジャを両親のお墓へ連れて行きました。
両親にチュンジャを婚約者として紹介したテジュ。
チュンジャは嬉しくて涙を流すのでした

ジウンは無事に退院し、ソヨンのもとへ戻りました。
ミンジャは、ソヨンに働くよう勧めるのでした。

会社を辞めて、映画監督として出直すことにしたサンミン。
ソヨンと喫茶店で待ち合わせをしました
サンミンが書いたシナリオを読んだソヨン。
主人公はサンミン自身がモデルとなっているようです。
サンミンはソヨンにタイトルを付けてもらうことにしました。

ソクジュは、ジョンミンに付き添う毎日を過ごしていました。
「毎日が退屈よ」と言うジョンミン。
「今からでも戻って。ソヨンさんに。
彼女が待っているわ。あなたに飽きたの。退屈だわ。
好きにしていいのよね？」と離婚を切り出しました！
最後にジョンミンはソクジュを抱きしめ、
「本当に愛してたのよ。」と涙をこぼしました

そして チャンフンとヒョンジュは、めでたく結婚式の日を迎えていました
ヒョンジュと同じくパク社長のもとで育ったチャンジュは、
養父母であるパク社長夫妻の前に土下座し、
「お父さん、お母さん、ありがとうございました。」と泣きました

長兄テジュにエスコートされ、入場する新婦ヒョンジュ。
2人は「幸せになります！」と宣言しました

ジョンミンは家を出て海外へ（？）行くことにしたみたい。

その頃 ソクジュは、酒浸りの日々を過ごしていました…
酔っ払って道端に倒れるソクジュ。
ソヨンとの幸せだった思い出が脳裏をよぎります。
父が死んだ時のことを思い出しながら、目をつぶるソクジュ。
ソヨンの名前を呟きます…

結婚式の最中、どこからか連絡を受けて絶句するチャンジュ
ソヨンは、慌てて式場の外に出て行きました！
ソクジュ、亡くなったんですね…

そんなところで、第20話終了です

■後記
最初から最後まで どんよりと暗い雰囲気の救いようがない展開のドラマでした。
登場人物にも魅力を感じず、正直 苦痛でした…
『愛する人よ』というタイトルだから、希望を見出せる結末を期待していたのですが、
ソクジュは破滅して終わっちゃいましたね。
でも、ソヨンがソクジュを許したことは良かったと思う。

ジョンミン役の人は、セリフ棒読みなのか？
ジョンミンがそういうキャラなのか？
何だか微妙でした。
ファン・ジョンウムさんって女性グループ Suger のメンバーだったんですね。
"Sweet Love"という曲が好きで、PV何度も見てたけど、
スジンとアユミ以外、メンバーの名前は存じ上げませんでした