魔王 第8話

■第8話 覚悟せよ、真実の矢が心臓を貫く時を

図書館までヘインを訪ねて行ったオス。
「12年前、困った時に力になってくれない父親に反発して弱いものイジメをしていました。そんな俺に卑怯だということを教えてくれた人がいました。俺は、その人の勇敢さが羨ましくてその人を・・・テフンを殺してしまいました。テフンの未来を奪ってしまったのです」と涙ながらに過去を告白するオス。「大切なのは今です。カン刑事が選んだ道を信じて進むべきです。自分を許すためには、どんなに暗いトンネルでも入らなきゃ。カン刑事を救える人は、カン刑事しかいないんです。」とヘイン。

警察に戻ったオスは、「刑事の資格がなくても、許しを受ける資格がなくても逃げません」とパンチーム長に誓いました。
オスを心配しながら張り込みを続けていたミンジェたちは、オスが辞表を撤回したことを知ると大喜びするのでした
ソラの母親を見つけたオスは、デシク殺害の容疑者としてソラの母親を逮捕しました。

ソラを預かったスンハは、ヘインの家へ連れて行きました。
ソラを一目見たヘインは、ソラが透視に出てきた少女であることを知って動揺するのでした・・・オスがソラの母親を捜していることを知っているヘインは、オスに電話で連絡しました

オスがヘインのところへ駆けつけると、そこにはスンハも一緒にいました。
「ソラを偶然預かることになった」と言うスンハに対し、「この事件に偶然はない！」とオス。スンハは、「この事件が12年前の殺人事件の報復だと確信しているんですね？」とオスを挑発するのでした・・・2人の意見は対立します。
オスは、ヘインを家まで送っていこうとするのですが、ヘインはスンハと一緒に変えることにしました。

別れ際、「私にタロットカードを送って来た人は、これ以上犠牲者を出さぬよう私に止めて欲しいんだと思います。」というヘインの言葉にハッとするスンハなのでした・・・

デシク殺害容疑で逮捕されたソラの母親。
ソラが誘拐されたと思ってデシクの事務所を訪ねて行ったが、そこでソラが大切にしていたぬいぐるみがあったから、デシクが犯人だと確信し、ガス銃を撃ったと自分の行動を説明しました。「ガス銃は誰からもらったのか？」という警察の質問に答えをためらうソラの母。ガス銃の送り主は、彼女の元夫だったのです・・・

チャ・グァンドゥは、12年前の事件の被害者テフンの弟テソンが真犯人なのでは？と疑い始めました。

ソラのぬいぐるみを透視したヘイン。ところが、透視によってヘインが見た光景は、12年前の高校生の姿やソラが何者かにぬいぐるみをもらったところなど、意図的に撹乱されたようなものでした・・・

透視結果をヘインから聞いたオスは、ヘインが見た高校の廊下を駆け回る学生は、自分たちがイジメていたヨンチョルなのでは？と思いつきました。ソラにぬいぐるみをプレゼントした人物がヨンチョルなのでは？と考えるオスは、ソラに確認するために、ヨンチョルを訪ねて行くことにするのでした。
そんなところで、第8話終了です。